2019年2月22日
関東大回りの旅【高性能な205系が走る相模線をご紹介!】
今回からは1/14に大回り乗車をして来ましたので、その様子をお伝えします。
そもそも大回り乗車とは何かという方のために簡単にご説明。
大回り乗車とはJRグループの旅客営業規則に定められている大都市近郊区間の特例を利用したものです。
「東京近郊区間」「新潟近郊区間」「仙台近郊区間」「大阪近郊区間」「福岡近郊区間」というものがあります。通常、経由する路線名を指定してその経路に応じた運賃を支払うのですが、近郊区間では「〇〇駅から◻︎◻︎駅に行きたい」といった場合に様々な並行路線があり、人によって選択の余地があるということで近郊区間内であればどのような経路を経由しても最短距離の運賃のみの支払いで良いという特例があります。
例えば東京駅から新宿駅に行くときにJR線を使うにしても中央線快速電車を使う手段、山手線で品川周りで向かう手段、山手線で上野周りで向かう手段、はたまた山手線で秋葉原に向かい秋葉原で総武緩行線に乗り換える手段などその経由路線は多岐に渡ります。多くの人が利用するところで経由地に応じての切符発券は限界があります。
その特例をうまく利用すると初乗り運賃分だけで関東地方を大きくまわって旅をすることが可能になるわけです。
同じ区間、駅を通らないことなどといった制約があるので事前にルートを決めてからかかる必要があります。下車前途無効の切符となりますので、途中で改札を出ることは一切できません。特急料金などを払えば特急やグリーン車にも乗れます。
今回は大船戸塚間の切符でやります。これで160円の片道きっぷです。
とりあえず東海道線で茅ヶ崎に来ました。
大船茅ヶ崎間の紹介は割愛します。
少し遅れましたが、行程に影響はありません。
茅ヶ崎で相模線に乗り換えます。
今回の主役はこの相模線です。
相模線の205系です。
205系の顔に見えないという方も多いでしょう。
こちらは相模線オリジナルの205系で国府津車両センター所属の500番台です。これは205系の最終形態であり、これが最新の205系の形になります。一部編成は今はなきJR東日本大船工場製です。
車両としては比較的高性能でシングルアームパンタグラフを備え、当時としては最新技術であった半自動扱いをボタン式としました。各運転台には液晶モニターを備え、ドアチャイムも全編成に備えられています。
各駅停車橋本行きです。
ラッシュ時間帯は一部電車が横浜線に直通し、八王子まで運転を行っています。
全車ロングシートで座り心地はぐいっと沈み込む205系だなと感じるようなもの。相模線の所要時間は大体1時間ちょっとくらいですが、やはり最近の座席に比べれば長時間乗車では疲れが出ます。
茅ヶ崎のホームは相模線と東海道線の間に東海道貨物線があります。平日朝夕は湘南ライナーやおはようライナー新宿、ホームライナー小田原が発着しています。
茅ヶ崎を出ると大きくカーブして一気に田園風景の中に飛び込みます。
30分に一本程度ですが、途中何駅かで上下列車待ち合わせがあります。沿線からは複線化の要請が出ていますが、実現の計画はありません。
厚木駅です。
回送専用線である相鉄厚木線が隣を通り、上には小田急小田原線が通ります。小田急はロマンスカーはもちろん、各駅停車以外は全て通過となっているので相模線と小田急の乗り換えも、相鉄の乗り換えも海老名で行われることが多いようです。
海老名からは混雑してしまいあまり撮影ができませんでした。
橋本に到着です。
東京と思われがちの橋本ですが、ここはまだ神奈川県。京王相模原線との乗換駅です。
ここで横浜線に乗り換えます。
横浜線で八王子に。
横浜線でやっと東京都内に入ります。
次回は!
世代交代の八高・川越線!
引退した209系に偶然乗ることができました!
昔は根岸線でも聞けた懐かしの音が?!
お楽しみに。
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