2019年9月29日
【波動用にも?】房総で活躍するE257系500番台乗車記【GW大回り】
今回はわかしお号、さざなみ号などの房総特急や最近では波動用として臨時列車でも活躍するE257系500番台についてご紹介します。
こちらがE257系500番台。
183系や189系の置換えを目的に2004年から運転を開始。幕張車両センターに配置され、千葉エリアの国鉄型特急を置き換えました。「BOSO EXPRESS 」の愛称が与えられています。E257系500番台よりも前に千葉エリアで活躍していた255系では1編成あたり9両で組成されたものの、E257系500番台では需要に合わせて柔軟な対応を可能にするため、1編成あたりは5両とし、前面を貫通対応とすることで2編成繋げて10両ということを可能にしています。5両19本が使用されています。当初は房総エリアの特急やホームライナー千葉、おはようライナー逗子、ホームライナー逗子として活躍の場は多数ありましたが、おはようライナー逗子やホームライナー逗子、特急あやめ号は早い時期に廃止に。
さらに最近になって特急さざなみ号の君津〜館山駅間の定期列車が廃止に。ホームライナー千葉も廃止となったことでE257系500番台は余剰となってしまいました。
そのため、最近は豊田車両センターに出張して富士回遊の臨時列車やそのほかの臨時列車にも充当されています。
現段階でまだ6本ある余剰車の使い道は決まっていません。
豊田車両センターに出張している房総塗装をやめた車両。
ロゴマークなども変更されています。
車内は房総エリアの車両と同じ。
照明は間接照明でカラーパネルシートを多用した車内は当時としてはかなり画期的なものでした。その後の新型として運行されているE259系やE353系にもそのノウハウは生かされています。
こちらは座席。
車内に対して座席はかなり落ち着いたデザインです。
リクライニングは満足に倒れます。
これだけでもかなり快適に過ごすことができます。
シートバックテーブルを搭載。この頃からパソコン対応の大型テーブルが主流となっています。コンセントに関してはギリギリつかない時期です。
足元は普通。
960ミリと普通車の標準的な値です。
フリーストップ式のカーテン。
この頃のJR東日本の車両には座面スライド機構が付きます。
E259系からは省略されていますが、このE257系やいなほ号で使われるE653系、つがる号で使われるE751系に搭載されています。また、新幹線E2系などにもあります。
トイレはかなり個性派。
房総の海のイメージでしょうか?
洗面台も面白い構造です。
波動用も登場し、活躍の場を広げるE257系500番台。
最近の車両ともあり、かなり快適ですので、機会があればぜひ、その快適性をお試しください。
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