2019年10月2日
昔より快適になった?!成田エクスプレスグリーン車乗車記【早朝エアポートツアー】
今回は成田エクスプレスのグリーン車の車内や座席についてご紹介します。
こちらがグリーン車の入り口。
成田エクスプレスのグリーン車は1編成に1両、成田空港寄りの先頭車についています。
12両編成の場合には2両あることになりますので、相当充実のグリーン車事情と言えます。
成田エクスプレスは空港アクセス特急なだけあって全車両にJR EAST FREE Wi-Fiを完備。
在来線特急では成田エクスプレスとJR東日本最新鋭のE353系あずさ、かいじのみのサービスです。スマホアプリ「Japan Wi-Fi」を入れるか、接続後にメールアドレスを登録し、認証するだけで使えます。
こちらが車内。
普通車同様の暗証番号式荷物置き場があります。暖色の車内照明に、床は市松模様のカーペット敷き。デッキ扉は木目調で高級感も演出されています。
座席はかなり重厚感のあるもの。
本革仕立ての座席ですが、背ずりはパンチング加工を施すことで通気性を確保しています。先代の253系では座席配置がグリーン車では2+1で、このE259系は2+2となったためにサービス低下とよく言われますが、253系ではシートピッチが1090ミリだったのに対してE259系では1160ミリに拡大されています。成田エクスプレスのグリーン車はほかの特急と比べても割高であることなどが影響し、需要が少ないので、2+2であっても隣に人が来ることは滅多になく、快適性は変わらないどころか向上とも言えそうです。
こちらはリクライニングした様子。
さすがという倒れ方。
赤い部分は可動式枕です。
ビジネス対応の大型シートバックテーブル。
前後可動はもちろん可能ですし、普通車のものよりも分厚く、重厚感があります。
足元は相当広い。
前の座席の下も空いていますが、利用する必要もありません。この座席下スペースは成田エクスプレスでは荷物収納に役立つためと253系からある設備です。253系では普通車の座席の回転機構を省略してまで確保したものです。E259系では回転リクライニングシートを搭載し、なおかつ座席下収納スペースを確保しました。それにより省略されたヒーターの設備は窓側に超薄型ヒーターを搭載しています。
アーム式のフットレスト。
これに関しては要らないというか使う方が疲れるというのが実情です。
カーテンは普通車と同じくフリーストップ式のものですが、グリーン車では木目調で高級感あふれるものになっています。
照明は間接照明とダウンライトを配置。
空調設備を工夫するなどして天井に高さを持たせ、253系と比べても相当の開放感があります。天井の高さを生かしてLCD2基をセットにした車内情報表示器をどの席からも見やすい位置に配置しています。
1つは列車の運行に関する案内(行先、次駅案内、走行位置など)、もう一つは広告のほか、フライトインフォメーションや多言語による運行情報の配信、気象情報やニュース配信も行われています。
WiMAXのアンテナを設置していることによりリアルタイムの情報を表示しているので、かなり画期的なシステムです。
この車内情報表示器のうち、列車情報を表示する方はデッキにも設置されています。
こちらはトイレ。
グリーン車がある号車には多目的トイレが設置されていてかなり広いです。トイレ内も木目調や間接照明を使用し、高級感があります。清掃も行き届いていて綺麗でした。
日本に来て最初による列車、最後に乗る列車。成田エクスプレスは日本を代表する列車でもあります。今回も外国人の方に聞かれましたが、成田空港駅に12両で来て、途中駅で分割して運転するという運転形態はもっと多言語による案内が必要であると感じます。日本の鉄道全体に言えることですが、積極的な多言語案内は外国人への対応は外国人にわかりやすく鉄道を利用していただくためはもちろん、外国人がマナーをきちんと守ってくださったり、混乱して改札が混み合うなどと言ったことの防止にも役立つと思われ、日本人にも利益となることです。多言語案内は推進していくべきと感じます。
次回の「早朝エアポートツアー」は!
成田空港からの帰りは京成で!
人生初の成田スカイアクセス線に乗ります!
お楽しみに。
おすすめ記事
2020年1月21日
熱海です。 帰りは今回は川崎まで向かいますが、偶然快速アクティーが来ましたので乗ります。 快速アクティーは東海道線の追加料金なしの優等列車の一つ…
2020年10月17日