宇都宮線 快速ラビットと快速は違う?宇都宮線の複雑な優等列車をご紹介!【気まぐれ大回り旅】

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大宮に来ました。

大宮では宇都宮線に乗り換えます。
ホームに行くと何やら珍しげな列車が。
この貨車はタキ1200系と呼ばれる亜鉛焼鉱専用の貨車です。
デザイン的に古そうに見えますが、2010年に製造された新しい貨車です。
これは東邦亜鉛という会社の小名浜製錬所で焙焼された亜鉛焼鉱をこの貨車に積み込み、安中製錬所に運びます。安中製錬所では金属亜鉛に加工されます。東邦亜鉛としてはかなり大切な輸送ルートであるということです。
やってきたのは宇都宮線 快速宇都宮行き。
宇都宮線には種別が特急、通勤快速、快速ラビット、快速、普通があります。
快速とつく種別だけで3つもあるのです。
それでは何が違うのか。
停車駅を見ると違いがわかります。
通勤快速の停車駅は上野を出ると尾久、赤羽、浦和、大宮、久喜、古河、小山と小山からの各駅です。
快速ラビットの停車駅は東京を出ると上野、赤羽、浦和、大宮、蓮田、久喜、古河、小山と小山からの各駅です。
快速の停車駅は新宿を出ると池袋、赤羽、浦和、大宮、蓮田、久喜、古河、小山と小山からの各駅です。
つまり、宇都宮線の基本となるベーシックな快速は上野東京ライン経由が設定される「快速ラビット」で快速ラビットの停車駅を需要に応じて少しいじったのが上野始発終着で運転される「通勤快速」、快速ラビットの停車駅で湘南新宿ライン経由で運転されるのが「快速」というわけです。
横浜や都内から宇都宮線に向かう場合には快速ラビットと快速というのは同じと捉えて問題ありませんが、宇都宮線から都内方面に出る場合には注意が必要になります。
大宮には踊り子号などで使用される185系が。
かつては田町電車区や新前橋電車区所属でしたが、再編に伴い、大宮総合車両センター所属に変更されています。
この宇都宮線にも新特急なすの号として乗り入れている時期がありましたが、東武直通特急を除き、宇都宮線の特急やホームライナーが全廃となったことで定期乗り入れはありません。
奥には東武アーバンパークラインが。
2010年代から東武が本格的なイメージアップに努め、旅客案内上の愛称を2014年から東武アーバンパークラインとし、特急の運転や急行運転が始まっています。
通過速度もなかなか速い方。
通過駅も多い方です。
久喜に到着。
東武伊勢崎線との乗換駅です。
久喜までは東急田園都市線や東京メトロ半蔵門線からの直通電車があり、かなり便利です。
横の高架線は東北新幹線。
かつて宇都宮線をたくさん走っていた特急は東北新幹線となり、今では別の線路を走っています。新幹線開通後も運転されていた新特急おはようとちぎ号、ホームタウンとちぎ号は快速ラビットとなりました。
横を通過したのはJR東日本が誇るクルーズ列車、TRAIN SUITE 四季島です。
宇都宮線が東北方面に続く主要な路線でまだまだその役割を担っているということを象徴しているかのようです。
古河を発車。
宇都宮線では唯一の茨城県の駅です。
小山に到着。
ここで乗り換えです。
次回の「気まぐれ大回り旅」は!
関東平野を望む水戸線に乗車!
お楽しみに。
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