市民の足として大活躍の渡し船!北九州市営若戸渡船に乗船!【日本周遊の旅】
下関駅からバスを利用し、壇の浦へ。壇の浦からは関門人道トンネルで九州の玄関口、門司港まで来ました。
関門トンネルの開通までは九州の玄関口として機能してきましたが、現在では門司港自体が観光地として発展を遂げ、多くの観光客が訪れます。
そんな門司港から乗るのは区間快速の二日市行きです。
下関までの山陽本線が短い編成のローカル感全開だったのに対して、このあたりからは九州最大の都市、博多への通勤圏内ともなりますから9両などの長い編成が組まれます。
鹿児島本線を進みます。
このあたりは北九州工業地域とも呼ばれるところで普通の人が立ち入ることができないような雰囲気の場所もたくさんあります。また、関門トンネルを抜けて大阪や東京への貨物の大動脈ともなっており、車窓からも「北九州感」を楽しめます。
やってきたのは戸畑です。
博多のベットタウンとしてはそうですが、洞海湾をまたいだ若松とのつながりが大変に深い場所でもあります。
今回はそんな戸畑と若松を結び、市民の足として現在も活躍する「若戸渡船」をご紹介します。
駅にもこのように案内がありますからここから若松へは現在でも渡し船が主流であることがよくわかります。
足としては若戸渡船がメインとお伝えしましたが、それは歩行者や自転車の話で自動車では渡し船とほぼ並行している若戸大橋や、少し関門海峡よりを通る若戸トンネルが使われています。
そして出港します。
明治よりも前の時代から運行され続けている歴史ある渡し船ですが、現在は北九州市が運航を行っています。
概ね15分に一本程度の高頻度運航が行われています。
奥には北九州工業地域の様子を見ることができ、この洞海湾も多くの船舶が行きかいます。
船としては相当小さいほうで、形もかなりいびつに感じられますが、ピストン輸送に便利な形で渡し船ならではの工夫とも取れます。
奥に戸畑の町並みを望みます。
若松のほうは港町という雰囲気が強く感じられ、観光客としては見ごたえがある風景です。
若松渡場から8分ほどで着いたのは若松駅です。
ここからは若松線という路線がでており、洞海湾にそって折尾までを結びます。
これについては次回ご紹介しようと思います。
次回の「日本周遊の旅」は!
北九州の盲腸線、若松線をご紹介!
お楽しみに!