2019年5月14日 2019年5月15日
常磐線各駅停車、千代田線・小田急線直通?!JRでは相当異色な路線!【関東めぐり千葉編】
我孫子から乗車するのは「常磐線各駅停車 地下鉄千代田線経由小田急線直通 準急本厚木行き」です。
わけわからない点だらけですね笑笑
•各駅停車と準急どっちだ!
•JRに準急はない!
•直通先がややこしすぎるだろ!
まあ順番に解決しましょうよ、ね?
やってきたのはJR東日本のE233系2000番台。
京浜東北線や中央線で見るE233系と顔が違うなと思った方、その通りです!
この車両には特殊仕様である必要があるからです。
この車両はJR東日本の多くの路線で共通規格により導入されたE233系と基本設計は同じですが、「東京メトロ対応」という特殊仕様なのです。
JR東日本の最近の車両では拡幅車体と言われている台車に乗っている部分と天井部では車体の幅が異なり、上に行くほど広くなっています。
これは混雑対応によるもので相当成果のあるもののため、多くの車両で採用されています。
しかし、この車両には拡幅車体は採用されていません。JR東日本の車両では例のない幅を導入しています。
なぜ、このような措置なのかというと東京メトロのトンネルが拡幅車体に対応しておらず、拡幅車体ではトンネルを通せないからです。
さらにドアごとの間隔も私鉄車両で多く採用される配置にしています。
車内はE233系の基本設計通りですが、2015年までは広告表示用の液晶画面がなく、準備工事状態となっていました。
こちらは今では全編成に搭載されています。
JR東日本の基本仕様のLCD配置です。
千代田線の代々木上原からは準急になるという種別変更がある辺りも私鉄モデルだなと感じます。
定期の急行が完全に廃止されているJRの車両で日常茶飯事で急行や準急表示を出すのはこのE233系2000番台のみとなっています。
これは行き先もなかなかすごくて本厚木は神奈川県の中央にあります。
我孫子は千葉県の端、ほぼ茨城県ですし、常磐線各駅停車の終点の取手は茨城県です。
かなりのロングランであることがわかります。
最長で小田急の伊勢原まで運転があるそうです。
2016年までは小田急の車両がJRに、JRの車両が小田急に直通するという運用は設定されていませんでしたが、改造工事が完了した関連から2016年から小田急、メトロ、JRの3社直通が実現しています。
ほぼ全列車が千代田線内に乗り入れ、一部電車が小田急に乗り入れます。小田急線直通でなくても千代田線内で後続電車に乗り換えることで簡単に小田急と繋がれます。
お馴染みの全線表示路線図ですが…
入りきっていない笑笑
小田急線だけは別に表示されます。
直通は伊勢原までですが、新松田まで路線図はあります。
また、ダイヤ乱れ時には小田急新宿にJR東日本の車両が入ることがあります。
E233系は運転台後ろのスペースが広く取られていますが、これだけは例外。
このJR東日本では特殊仕様の2000番台ですが、私鉄では真似しやすいようで都営新宿線などでも共通仕様の車両が存在します。
ドアも通常のE233系は湾曲していますが、垂直にドカンと立っています。
東京メトロの16000系。
小田急線の車両(形式名がわからない笑笑)
小田急の車両をJR東日本の駅でってかなり変な気分。
こんな珍しげに言っていますけどJR東日本のE233系だろうと小田急線の車両だろうとほぼほぼ同じ頻度でくるのがすごいところです笑
前から何やら来ました。
まさかの配給。
中央・総武各駅停車で使った車両をどこかで改造して他線区に移籍させるのです。
かなり珍しいことです。
次回の「関東めぐり千葉編」は!
引き続き常磐線各駅停車を紹介します!
東京メトロなんだけどJR東日本?!
お楽しみに。
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