2019年5月16日 2019年5月17日
優先席のトラブル。譲られる側のマナーおかしくない?(実例とともに)
今回は「優先席のマナー」について考えたいと思います。
と言いましても「最近の若者は頭おかしいから優先席を譲らない」なんて論を展開するわけではありません。
今回はその逆。「優先席を譲ってもらう人にもマナーは必要なのではないか」というところに踏み込んでいきます。
優先席は「お年寄りや体の不自由な方、妊娠中や乳幼児をお連れの方、心臓ペースメーカーなどの医療機器をご利用の方」に”席を譲りませんか?”ということで利用者にあくまでも「協力」をお願いする制度です。
関西では優先座席と言ったり、北海道では専用席というそうです。
北海道の専用席においても札幌市もあくまで「ご理解をいただくようお願いします。」としています。
それもそのはず。列車内で特別料金を徴収しないのに座れる席を限定するのは不公平であるからです。
これについてはAmebaブログで特集した女性専用車でも同様です。
今回はこの優先席でここ数ヶ月の間に何度も見かけた「異常な態度、利用法」をご紹介し、それに意見をします。
毎朝JR東日本の路線を利用して通学してるのですが、もちろん優先席があります。
ある平日の朝のことです。
お年寄りが優先席を利用していました。これは問題がないことですね。
問題はここからです。通勤時間帯ですから車内は混み合ってきてそのお年寄りの隣の席に50代前後のサラリーマンの方がお掛けになりました。
周りに優先されるべき人は明らかにいませんし、混んでいる時間なので空席を埋めることはマナーとしても当然です。
しかし、このサラリーマンの方に対してお年寄りが平手打ちをしたのです。これには驚き。さらには捨て台詞を吐いているのです。その理由はサラリーマンが少し自分に触れたから。
ロングシートの座席に座っている以上、仕方がないどころか当然です。
そのお年寄りも人に言えるほどマナーが良いかといえばそんなことはかけらもなく、荷物は床に広げ、挙げ句の果てには混んでいる車内で食事。
サラリーマンの方が全然マナーがなっています。
それで人に暴力ってどういうことかと。
こういうことはこの日に限ったことではありません。
ある日はヘルプマーク(介助が必要であることを外部に示すためのもの)を付けた方が隣に座った男性を思いっきり蹴飛ばしていたり(障害があるのかもしれないが、この場合は介助者がつくべきなのでは?)、お年寄りが優先席を譲れと偉そうに言っていたり。
最初にも触れたように優先席を必要とされる方に席を譲るというのはあくまでも利用者の協力であるということを忘れてあたかも自分たちは優遇されているかのように勘違いしている場合があるということです。
もちろん、譲ったときに感謝の気持ちを伝えてくれたり、マナーを守って利用している方の方が圧倒的に多いです。
しかし、一部の方の前にあげたような暴力や態度はおかしいと思うのです。
暴力を振るうようなお年寄りに席を譲ろうと思いますか?お年寄り全体に対するイメージの低下にも繋がっているのではないですか?
暴力なんてただの犯罪です。普通に座っている人に対しての捨て台詞だって道徳的におかしいんです。それを当たり前のようにやっているのは私は許せません。ただ、直接言えばトラブルになります。だからそういう人たちが見て、自分たちのしていたことはおかしいことなんだと認識して欲しいからこそここに書いています。
いくら大切にされるべき存在であっても人に迷惑をかけて生きるのは違います。
もしかしたら私たち学生もマナーが悪いところがあるかもしれません、というか間違いなくあるような気がします。
いけないことだとわかったときにそれを直せるかです。
大きなトラブルになる前に。
これからもお年寄りが私たちが尊敬できる存在であってほしいから。
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