2019年10月24日
SDGsから私が感じてほしいこと。
今回は「SDGs」について取り上げようと思います。
最近、テレビやネットでも話題となることが多いので多くの方がこのSDGsについてはご存知かと思います。
それでは一体全体SDGsとは一体なんなのかご紹介しようと思います。
このSDGsを日本語訳すると「持続可能な開発目標」となります。
2015年の国連総会で採択され、2030年への目標として17のグローバル目標と169のターゲットから構成されます。
実はこの持続可能な開発目標には前身があります。
それは2001年に国連で策定されたミレニアム開発目標です。これはMDGsと言われ、2015年までに1貧困・飢餓、2初等教育、3女性、4乳幼児、5妊産婦、6疾病、7環境、8連帯を目標として発展途上国向けの開発目標とされました。
しかし、成果が上がったという言われる部分はありつつ課題が残ったために出てきたのが持続可能な開発目標、SDGsです。
SDGsではミレニアム開発目標で「発展途上国向け」とされていたことをまず変えます。
最大の特徴は「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現を目指すとした点です。
ミレニアム開発目標では発展途上国向けとされたことで先進国ではあまり広がることがなく、終わってしまった経緯があります。
この持続可能な開発目標では普遍性として先進国を含めた全ての国に対して行動を求めています。
つまり、先進国だから無視して良い問題とは言っていないのです。ここがまず個人的にミレニアム開発目標から持続可能な開発目標への進化だと思います。世界の人々に「自分たちは関係ない」ということを思わせないことによってこのSDGsで掲げられている世界全体としての課題に対して課題認識を持ってもらうことができるのです。もちろん、専門家などが話し合って決めていくことは大切です。しかし、課題についてはそもそも地球、世界に暮らしているひとりひとりが認識をし、それに対しての解決策を考えてもらう。そのことも大切であると思います。まずは身近なことからこのSDGsを実現していくために行動する人が増えていけば良いと思うのです。課題認識をしてもらうことができてから実際に中身に対して向き合うということになると思うわけです。
こちらがSDGsが掲げる17の目標です。
ひとつひとつを見ていただければわかりますが、わかっていることでも忘れられていることも多いと特に先進国に住んでいると思うはずです。でも、先進国でこれは完璧にできていますか?よく考えて見たら課題ありますよね?
だからこそ考えてください。自分はこれを見て何ができると思いますか?
実際に日本政府はSDGsのための政策を打ち出しています。
この持続可能な開発目標が採択された翌年の2016年にSDGs推進本部を設置しています。関係者からの意見交換を行う場も設けてSDGsの課題に対して取り組んでいくことを表明しています。
2019年6月に大阪で開かれたG20大阪サミットではこのSDGsを議長国として取り上げていますし、日本がかつて初めて提唱した「人間の安全保障」にも絡めて世界に向けても貢献の姿勢を示しています。
具体例としては働き方改革、データヘルス改革、Society5.0の推進、少子高齢化への対策として地方の人材育成、食品廃棄物の活用など様々あります。
「誰一人として取り残さない」
この中には地球温暖化の問題なども含まれています。地球温暖化によって海水面上昇が進み、住む場所を奪われようとしている人がいます。
人権が含まれています。世界的には人権保障が十分でない国がたくさんあります。日本では人権は守られていますか?
平和が含まれています。世界各地で紛争が発生し、毎年多くの死者がでています。平和主義の大切さを認識していますか?
政府や企業はもちろんのこと、私たちにできることを考える。それが私が大切だと思うことです。全ての目標に対して行動が起こせなくても仕方ないと思います。何かできることはないか、自分がすることで助かる人がいる。その認識、考えを忘れてはいけない。私はそう思います。
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