2019年10月25日
廃止されそうになった?!相模線の歴史は波瀾万丈?!【気まぐれ大回り旅】
今回からお伝えするのは「気まぐれ大回り旅」。
ちょっとした思い付きで大回り乗車をして来ましたので、その様子をみなさんにお伝えします。
やって来たのは茅ケ崎です。
快速アクティー、特別快速、通勤快速も停車し、湘南ライナー、おはようライナー新宿、ホームライナー小田原も全列車が停車する中核駅ですが、乗車人員ベースでは快速アクティーなどが止まらない辻堂駅よりも少なくなっています。
しかし、優等列車が停車する理由は乗換需要が大きいためで茅ケ崎は相模線との乗換駅となっています。
そのため、今後も辻堂に快速アクティーが止まるから茅ケ崎は止まらないということは起きないと見られます。
乗車するのは相模線です。
相模線はかつて現在の相鉄が1921年に建設した路線ですが、その後太平洋戦争中に国有化され、都心攻撃に備えての迂回ルートとしての役割を与えられます。
相模線は1970年代に砂利採掘が禁止されたことにより砂利輸送貨物列車が廃止となったことで国鉄線の中では関東第3位の不採算路線でした。本当なら廃止されてもおかしくなかったものの国鉄の異例とも言える優遇策によって存続した経緯があります。
相模線は205系4両で運転されています。
この車両は500番台と言い、205系では最終グループの新造となりました。
最後の1編成は地元神奈川県の大船工場で製造されました。
システム的には205系とは思えないような最新設備を装備し、まずはボタン式の半自動ドア。そして運転台には運行管理用のモニタ装置を搭載しています。
国鉄分割民営化でJR東日本が発足した当初は首都圏では珍しい非電化路線として知られましたが、1991年に全線電化完成。
これにより神奈川県は沖縄県を除けば日本で唯一、全鉄道が電気で走るということになりました。
逆に徳島県は全鉄道が気動車で電車がないことで知られます。
寒川に到着。
相模線内5位の需要の大きな駅です。
寒川神社が観光名所として知られますが、寒川神社の最寄駅はお隣の宮山駅です。
到着したのは厚木駅。
小田急線との乗換駅で相模線内では4位です。
奥に見えるのは相鉄の車両です。
この厚木駅が昔相模線が相鉄の路線であった名残が見られるところで奥は相鉄の回送線として使用される相鉄厚木線です。
相鉄の新型車両を搬入するときには相模線周りで臨時貨物列車を運転し、この厚木で相鉄に入れるということをします。
厚木、海老名などの神奈川西部内陸部のベッドタウンへはJR東日本では相模線しかないという状態です。しかし、JR東日本は相鉄・JR直通線を開業させ、埼京線と相鉄線の相互直通運転を今年の11/30から開始されます。
それにより海老名とJR東日本の新宿、大宮方面は乗換なしで結ばれることになり、相模線の立場はどうしたのかなと言った感じになっています。
上溝に到着。
ここは高架駅。
ローカルな雰囲気の駅が多い相模線ではかなり都会的な印象を持つ駅です。
この上溝まで小田急多摩線の延伸計画があります。
到着したのは終点の橋本。
横浜線、京王相模原線との乗換駅です。
ここにはリニア中央新幹線の駅が建設される計画があり、今後かなりの需要増が期待されています。
次回の「気まぐれ大回り旅」は!
ダイヤ改正で停車駅増加予定!?
埼京線の快速に乗りました。
お楽しみに。
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