長野のリゾート列車!リゾートビューふるさと乗車記 【伊豆信州周遊旅】

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南小谷から松本方面に帰ります。

南小谷から乗車するのは快速リゾートビューふるさと 長野行きです。
大糸線で松本へ、松本からさらに篠ノ井線に入り長野まで向かう列車です。
車両はリゾートしらかみなどでも使用されているHB-E300系2両が使用されています。
JR東日本のハイブリッド気動車でHBはハイブリッドを表し、JR東日本はハイブリット車両にはキハやモハなどという表記に替えてHBを使用しています。
JR東日本が展開する「のって楽しい列車」では多数の採用実績があり、リゾートビューふるさとが走るJR東日本大糸線と篠ノ井線は電化されていますので、電車でも良かったのでしょうが、新規設計するよりも良いという判断かと思われます。
2010年に運行を開始したリゾートビューふるさとは今年で10周年です。
それを記念して長野県のマスコットキャラクター「アルクマ」がラッピングされています。
主に土休日に1日1往復運転されていますが、臨時列車のため、運転日の確認をお忘れなく。運転日はJR東日本長野支社のリゾートビューふるさとホームページに掲載されています。
車内はこんな感じ。
詳しい紹介は次回の記事でしますが、概ね特急普通車と同じに見えます。
これが全車指定席とは言えども快速で運転され、520円の追加で乗ることができるのですから乗り得列車です。
南小谷から乗ったのはわずかに数人。
大糸線内の需要は極端に低いようでワンマン運転が行われています。
長野発南小谷行きの方では穂高駅での長時間停車による観光タイムなども設けられているものの、南小谷発長野行きではそのようなものはありません。
JR東日本的には南小谷発は旅行帰りに疲れた人たちを主にターゲットにしているような感じでした。
乗務しているリゾートアテンダントからの案内放送も必要最小限という感じでいかにもおやすみなさいの雰囲気です。
南小谷から少し標高が上がっていき、雪が目立ってきます。
大糸線の沿線はウィンタースポーツが盛んなところです。
途中の神城で運転停車。
臨時の特急しなの号が停車しますが、リゾートビューふるさとは運転停車のみ。
止まれば良いのになあと思うのですが、何か問題があるのでしょう。
途中の大糸線の見どころ、仁科三湖では徐行運転を行います。
まあこの天気では綺麗に見えません。
標高も下がってきて雪は見られなくなりました。ハイブリットトレインはエンジンを回すものの、それを直接の動力源とはせず、それにより発電し、発電した電力と蓄電池の電力によりモーターを駆動させることで動きます。これは最も効率的に電車の特性を活かせる方法などだそうです。
乗っていると電車の音はするのになぜかエンジンの音までするという不思議な感覚になります。
リゾートビューふるさとにはリゾートアテンダントが全区間乗務しています。車内販売もあります。
大糸線利用客はあーまたリゾートビューふるさとね的な感じで珍しそうには見ません。
リゾートビューふるさとはかなり運転日の多い臨時列車でもあるのです。
途中、松本に到着。
千葉行きのあずさ号に接続します。
ここからは篠ノ井線に入り、長野に向かっていきます。
ここで進行方向を転換します。
座席を回してくださいとの案内があり、空席はリゾートアテンダントが回していました。
篠ノ井線では姨捨の夜景が見所になり、姨捨駅に停車してスイッチバックもやってくれます。
実際にはもっと綺麗に善光寺平の夜景が楽しめます。
姨捨は日本三大車窓の一つに数えられ、TRAIN SUITE 四季島もやってくるようなところです。
夏になると到着時刻が18:07ですからリゾートビューふるさとからは夜景を楽しめないことがある上、需要も大きいため、わざわざ長野から姨捨行きの快速ナイトビュー姨捨という列車をリゾートビューふるさとの車両を使用して運転しています。
ナイトビュー姨捨は夜景を堪能して長野に戻って来られるようなダイヤを組んでいます。
そして終点の長野に到着。
空いていてとても快適ではあるものの、リゾート列車としていまひとつかなと感じました。
南小谷行きの方が楽しいかもしれません。
もっと車内のおもてなしやホスピタリティを向上させると良い噂が広がって利用客も増えるのではないかなと感じました。
難しいのはわかりますが、力を入れれば大変成長力のある列車であるとも思います。(偉そうにすみません。)
次回の「伊豆信州周遊旅」は!
リゾートビューふるさとの車内をご紹介!
特急よりも快適!?
お楽しみに。



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