2020年3月19日
高性能なベーシック車両、E7系、W7系の車内設備をご紹介!【伊豆信州周遊旅】
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今回は北陸新幹線東京〜長野・金沢駅間で活躍するE7系の車内設備をご案内します。
基本的にJR西日本が所有するW7系も共通設備となっています。
E7系の7をモチーフにしたマークが目を引きます。
E7系ではマークに「East Japan Railway Company 」と書かれますが、W7系では「West Japan Railway Company 」となり、一つの見分け方となります。
外装についてはE2系を基にまた違ったイメージとなるように開発が行われたため、基本的にはJR東日本の基本形に合わせてあるような感じです。
ただ、JR西日本の500系などの開発技術を踏襲し、さらなる性能向上を図っています。
12両編成でグランクラス1両、グリーン車1両、普通車10両が連結されています。
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そして座席。
車内インテリアは洗練さ、ゆとり、解放感を共通方針としてデザインされており、日本の伝統文化も感じられるようにとなっています。
東北新幹線のE5系と似ていますが、モケットはかなり落ち着いたデザインとなっていてシックさを感じさせながらもおとなしすぎないデザインがまあ良いです。
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リクライニングはかなり倒れます。
JR東日本の最近の普通車らしくリクライニングをしなければ完全直角で座りにくいものです。
可動式枕はもちろん付いています。
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シートバックテーブルはビジネス仕様でさすが、最近の車両という感じです。
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足元はシートピッチ1040ミリで普通車としては広めの設計です。さらに前の座席の下が開いているので、辛さを感じることはありません。
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カーテンはフリーストップ式です。
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E7系、W7系は全席コンセント完備を実現しています。これはE5系などよりも最高速度が低く、電力に余裕があったためで性能向上による効果ではないとされています。
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そして洗面所です。
これはかなりJR西日本寄りのデザインです。
JR西日本の特急などで見られる鏡に埋め込まれた照明が特徴的です。
洗面器自体はJR東日本仕様です。
E5系などで採用されている多機能洗面器で鉄道車両用としては最高グレードのものと思われます。
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男性小用トイレは狭いですが、暗めのデザインで清潔さは一流です。
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男女共用トイレは温水洗浄便座です。
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JR東日本の新幹線で増えている女性専用トイレも設けられています。女性専用トイレを設けることでトイレ混雑の緩和が期待できます。
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共通化、共通化という時代の流れをしっかりと汲んだ車両といえ、2019年からは上越新幹線の東京〜越後湯沢・ガーラ湯沢・新潟駅間にも導入が進んでおり、どんどん増えていっています。
おそらく北陸新幹線では今後も使用され、金沢から先への延伸時もE7系の増備となるのではないでしょうか。
かなり良い車両だとも思いますので、今後も利用する機会が多くあると思います。
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