今回は横浜観光のモデルコースをいくつかご紹介します。YouTubeで公開済の「横浜夜景観光」に夜景を楽しむのもオススメです。

まずはYouTubeで提案したコースです。

モデルコース1 「夜景でロマンチックに横浜を満喫」

旅のスタートは山下公園です。

山下公園へは東急東横線とも直通運転を行うみなとみらい線、日本大通り駅から徒歩5分程度。特急以外の全列車が停車します。また、横浜駅から「ベイサイドブルー」という横浜市営バスが運行する観光向けバスが運転されています。国内では珍しい連節バスで運転され、横浜駅から山下公園までダイレクトにアクセスしてくれます。

ベイサイドブルー↓

山下公園から横浜港の夜景を楽しみながら、向かう先は大さん橋国際客船ターミナルです。ここは客船ターミナルでもあり、夜景の名所としても知られます。海に飛び出ている特徴を生かし、みなとみらい地区を一望することができます。また、横浜ベイブリッジのライトアップまで眺めることができます。大さん橋自体もロマンチックな雰囲気を演出してくれています。

続いて向かうのは赤レンガ倉庫。

赤レンガ倉庫まではは山下臨港線プロムナードを通ります。かつて、国鉄の貨物線として使われたところを歩行者向け通路として整備したところで高架線構造のため、横浜の景色を眺めながら、歩くことができます。横浜の名所である神奈川県庁、横浜税関を眺めながら、進みます。この辺りには飲食店もたくさんあり、ディナーなんていうのも良いかもしれません。

赤レンガ倉庫は夜になると、ライトアップされます。

ここからは少し内陸に入り、目指すは桜木町駅です。ここで使うのは汽車道。かつて横浜港からアメリカ行きの船が出ていた時にはここを使って桜木町駅から連絡列車が運転されました。現在は遊歩道として整備されており、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルや横浜ランドマークタワーを望みます。

すぐに桜木町に着きます。

桜木町は京浜東北・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーラインの駅。JRを利用することで東京方面も簡単にアクセスできます。

所要時間:60〜90分

モデルコース2「横浜だけじゃなく、鎌倉も満喫したい！欲張りコース」

神奈川県の観光に1日使うけど、横浜だけじゃなく、鎌倉も見たい！とか江ノ島も見たい！という方、また、あんまり時間がないけど、観光をしたい！という方におすすめのコースです。（上で紹介した夜景観光コースは日中でも楽しめますので、それを利用しても良いと思います。ここでは別コースも紹介しておきます。）

旅の出発地は桜木町駅です。

京浜東北線を利用すれば、東京方面からもダイレクトにアクセスできます。また、横浜線からの直通電車もあり、八王子方面、新横浜方面からもラクラクアクセスです！

最初に向かうのは横浜ランドマークタワー。桜木町駅乃木坂目の前にあり、大変便利です。横浜観光の代表的な観光地としても知られ、横浜を初めて訪れるような方には特におすすめです。横浜を上から一望することができ、これだけでも横浜に来た気分になれるはずです。

横浜ランドマークタワー↓

時間にもよりますが、桜木町駅の目の前には帆船日本丸もあります。中の見学も可能で一見の価値は十分あります。

帆船日本丸↓

ここから横浜駅の方向に向かいます。

桜木町駅から横浜駅にかけての海側が住所でも「みなとみらい」となるところです。街並みも非常に綺麗に整備されており、それだけでも見応えがあります。

観光地も点在しています。帆船日本丸の横には横浜みなと博物館があり、他にもみなとみらいエリアには横浜美術館、ランドマークプラザ、コスモワールド、横浜駅に近づけば、横浜ベイクォーター、崎陽軒本店もあります。

観光やショッピングを楽しむのも良いですが、横浜で展開されるNTTドコモのシェアサイクル、bay bike で写真を撮りながら、走るのも楽しいと思います。bay bike はアプリなどからの支払い等はもちろん、コンビニでも1日パスが購入でき、大変便利で利用しやすいサービスです。

bay bike ↓

横浜駅からは横須賀線を利用すれば、鎌倉までダイレクトに出られますし、東海道線を利用すれば、東京へ、湘南新宿ラインを利用すれば、渋谷、新宿方面にもダイレクトアクセスです。

所要時間:60〜240分

モデルコース3「1日丸々！横浜満喫コース」

最後の紹介するのは横浜で丸々1日観光して、横浜を満喫できるコースです。

旅の出発地は「港の見える丘公園」です。

みなとみらい線の元町・中華街駅から歩くこともできますが、おすすめは桜木町駅から横浜市営バスの観光周遊バス、「あかいくつ」の利用です。

平日は10時〜17時台まで毎時1本、土休日は10:10発から18:20発まで20分間隔で運転されています。「港の見える丘公園前」で下車します。

昔の路面電車を思わせるレトロ調のデザインで、横浜観光のスタートを良いものにしてくれることは間違いありません。運賃は220円です。

あかいくつ↓

港の見える丘公園は横浜港を見下ろす山手の丘の上にあります。西洋風の園内が特徴的で、横浜港の景色も、園内の雰囲気も素晴らしいものです。外国人居留地として使われた歴史ある場所でもあります。

美しい西洋庭園とともに横浜港の景色をお楽しみいただけます。

港の見える丘公園↓

港の見える丘公園から桜木町駅の方向に向かって、坂を下ると…

そこは横浜中華街。

昼食は中華街でいかがでしょうか。たくさんの中華料理店が軒を連ね、ここはいかにも外国の雰囲気。港の見える丘公園とはまた違った雰囲気になります。食べ歩きでも有名なところです。

横浜中華街↓

中華街からは海の方向に出ると、山下公園があります。山下公園からは「モデルコース1」で紹介したコースに乗ります。山下臨港線プロムナードから赤レンガ倉庫に出ます。

赤レンガ倉庫は現在は商業施設として活用されており、ここでショッピングを楽しむのも良いかもしれません。

赤レンガ倉庫↓

赤レンガ倉庫からはモデルコース1のように汽車道を通り、桜木町、桜木町からモデルコース2に乗り、横浜に至っても良いのですが、もう一つの動きもご紹介しておきます。

赤レンガ倉庫から内陸側に入らず、海に沿って進むと、「新港」と呼ばれるエリアを観光できます。この辺りは割と最近になって観光開発が行われているところで、駅から遠いので、スルーされがちなのですが、面白いところです。

赤レンガ倉庫の隣にある海上保安庁の横浜海上防災基地。その目の前にあるのが、海上保安資料館横浜館です。北朝鮮の本物の工作船が展示され、興味深い観光スポットで、知る人ぞ知る横浜の名所です。

そこから少し進むと、横浜ハンマーヘッドがあります。新港ふ頭客船ターミナルとしても利用されていますが、商業施設としてよく知られているところです。ここには世界に17基しかない大正3年製のイギリス製クレーンを展示しています。関東大震災でも倒壊せず、GHQの接収等を経て、2001年にその役割を終え、2019年10月31日に横浜ハンマーヘッドの開業に合わせて、ハンマーヘッドパークとして整備されました。横浜ハンマーヘッドの上層部はインターコンチネンタル横浜pier8という高級ホテルになっています。

横浜ハンマーヘッド↓

インターコンチネンタル横浜pier8↓

さらに先に進むと、「カップヌードルミュージアム」や「横浜みなとみらい　万葉倶楽部」があります。カップヌードルミュージアムは実際に自分のカップヌードルを作れることでも知られ、人気の観光地です。横浜みなとみらい　万葉倶楽部は温泉を横浜まで運び、横浜の美しい景色を見ながら、素晴らしい温泉を楽しめる施設です。

横浜みなとみらい万葉倶楽部↓

カップヌードルミュージアム↓

その目の前にあるのは「コスモワールド」

コスモクロックと呼ばれる横浜を代表する観覧車もここにあります。シースルーと言われる透明のゴンドラもあり、人気の観光地です。

よこはまコスモワールド↓

さらに先に進むと、みなとみらいエリアに入ります。パシフィコ横浜、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル、クイーンズスクエア、横浜美術館、横浜アンパンマンこどもミュージアム、日産グローバル本社ギャラリー、原鉄道模型博物館、京急ミュージアムもこのエリアにあります。

ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル↓

京急ミュージアム↓

夜は横浜駅東口の飲食店から選べば、朝から夜まで横浜を満喫できます。東京に宿泊される方や東京方面にお住まいの方でも桜木町、横浜を拠点にすることで簡単に日帰り観光が楽しめ、1日満喫することができるのです。各エリアで選択肢がたくさんあるのも特徴で、実際に行き、その日の気分で各エリアのどこに行くのか決めるのも面白いと思います。

所要時間:360分以上

様々な楽しみ方ができる横浜の旅。

ぜひ、横浜を楽しんでみてはいかがですか？