2020年12月9日
座席が硬いと言われるMSE 車内は?快適性は?【江の島・鎌倉の旅】

YouTubeで配信している「江の島・鎌倉の旅」。YouTubeの動画でご覧になりたい方はこの記事の最後に添付されているURLからご覧いただけます。

東京メトロの大手町駅です。
私が地下鉄を紹介するのは珍しいのですが、今回は特急ロマンスカーをご紹介します。

乗車するのは10:53発特急ロマンスカー メトロはこね・メトロえのしま93号 箱根湯本・片瀬江ノ島行きです。
2008年のMSE導入に伴って、地下鉄直通のロマンスカーの運転が可能になったことから東京メトロの北千住から千代田線の大手町、霞ヶ関、表参道を経由して、箱根湯本までを結ぶ特急として運転を開始しました。
2018年から土休日のメトロはこねに併結する形でメトロえのしま号の運転を開始しています。
今回はそんなメトロえのしま号をご紹介します。

使用されているのは小田急60000系、MSEです。
MSEは「Multi Super Express 」の略で小田急ロマンスカーとしては初めて地下鉄直通に対応した車両です。
箱根湯本方面に向かうはこね号、メトロはこね号、小田原方面に向かうさがみ号、通勤のために運転されるモーニングウェイ号、メトロモーニングウェイ号、帰宅のために運転されるホームウェイ号、メトロホームウェイ号、片瀬江ノ島方面に向かうえのしま号、メトロえのしま号、御殿場方面に向かうふじさん号に使用可能で、小田急ロマンスカーの中では最も運用範囲が広い車両です。

車内はこんな感じ。
展望車付きのリゾート特急感というよりはEXEなどに寄せた通勤型の落ち着いた雰囲気を目指しています。モーニングウェイ、ホームウェイの使用も考慮し、座席数は多めに設定され、連接車を使用せず、20メートル級車10両の長い編成で運転が可能です。箱根湯本方面への運転や柔軟な運行を可能にするため、6両と4両で分割が可能です。
今回のメトロはこね号、メトロえのしま号も相模大野で切り離し、6両は箱根湯本へ、4両は片瀬江ノ島へ向かいます。

こちらが座席です。
MSEの座席は硬くて、座り心地が悪いと言われがちです。
この硬さの一つの原因と考えられるのは座席の薄さです。座席数を多くするためにシートピッチを通常のロマンスカーよりも狭くしているため、スペースを広く取るため、座席自体を薄く設計しています。そのために硬いのですが、座席自体は人間工学に基づいた設計です。
硬いことには硬いですが、座り続けていても疲れにくいのは感じるところです。

机はインアームテーブルです。
パソコンなどを載せられるようになっています。

案内表示器はフルカラーでわかりやすいです。

通勤にも、観光にも便利なMSE。
皆さんも小田急ロマンスカーに乗られる機会がありましたら、MSEにも乗られてみてください。

片瀬江ノ島駅は龍宮城をモデルにしたデザイン。
リニューアルされ、綺麗になりました。

メトロえのしま号の乗車記はこちら!
当旅行における感染防止対策についてはメニュー欄よりご確認いただけます。
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