2019年2月9日
クリスマスツアー 【300円で新幹線?!超激安の博多南線に乗車!】
博多駅です。
JR九州の博多駅に到着しましたが、今度はJR西日本博多駅、つまり新幹線の博多駅に向かいます。
新幹線博多駅です。
もちろん当たり前ですが、新幹線の車両が並びます。しかし、ここから乗るのは山陽新幹線でも九州新幹線でもありません。
さくら549号鹿児島中央行きの下に何やら733号博多南行きというものがあります。さくらとかみずほとかのぞみ、ひかり、こだまのような列車名がなく、ただ733号博多南行き。しかも山陽新幹線の駅名一覧を見ても九州新幹線の駅名一覧を見ても博多南駅なんて駅はありません。
今回はこの博多南行きに乗ります。
発車標にも列車名の記載はなく、ただ12:23発733号博多南行きと表示があるだけです。
しかし、よく見ると駅名標には新大阪方面の小倉駅、熊本方面の新鳥栖駅の他に博多南駅の次駅案内があります。
とその前に。
回送列車が来ました。
山陽新幹線と九州新幹線直通用のN700系7000番台が来ました。
基本的には山陽新幹線の新大阪から九州新幹線に直通して鹿児島中央方面もしくはその逆のみずほ号やさくら号に充当されます。
今回は山陽新幹線内完結のひかり号博多行きで入線して来ました。
こんなこともあるんですね。
東海道新幹線では引退してしまった500系です。山陽新幹線ではこだま号として主に使用され、16両編成でしたが、現在は8両編成になっています。もちろん300キロ運転などはしていません。だいぶ古い車両となっていますが、このデザインは現在でも大変に人気で私もこのデザインは大好きです。
やって来ました。
乗車する733号博多南行きです。
ここまではこだま733号博多行きとして運転されて来ました。
お分かりの方もいるのではないですか?
博多南行きは新幹線ではなく、制度上は在来線です。博多南線という路線で山陽新幹線の車庫への連絡線を利用した路線です。博多南線の開業前には現在の博多南駅の周辺は交通が不便で最寄り駅まではバスを利用しなければなりませんでした。
この地域の特徴はこの場所には鉄道はあるのに使えないということでした。その理由はその鉄道は山陽新幹線、JR西日本の博多総合車両所だったからです。
そこで地域住民は当時の国鉄に対して博多総合車両所への回送線に乗せて欲しいとの要望を出しました。しかし、JR発足時の九州内の鉄道は原則としてJR九州が担うとのルールに則ることが難しく(博多総合車両所はJR西日本の施設)、粘り強く調整を進めた結果、列車運行はJR西日本が行い、博多南駅の営業はJR九州が行うということになりました。
これによって誕生したのが新幹線の車両を使用した在来線である博多南線です。博多〜博多南駅間の1駅だけですが、バスで1時間を要した博多駅へのアクセスは8分にまで、なんと52分の短縮に成功しました。なお、博多南駅の営業は2010年からJR西日本が行なっています。
博多駅を発車します。
博多南線は車両が全て新幹線車両であるなどを考慮して全列車が特急扱いで運転されています。
そのため、運賃200円の他に特定特急料金100円が発生します。
今回乗車したのは700系レールスターです。かつてはひかりレールスターとして運転されましたが、現在はひかりレールスターとしての運転はほぼなくなり、こだまとなっていますので、車両愛称もレールスターとなっています。
この車両の一部車両は2+2のまるでグリーン車ような座席です。普段は指定席で運用されますが、博多南線は全車自由席なので良い座席にも座れるわけです。
よく倒れます。
これで300円なんて快適すぎますよね!
途中で九州新幹線と分岐して専用線に入ります。
博多南に到着です。
さすがは新幹線の車両基地。
多くの新幹線車両が見られます。
駅の風景は在来線ですが、自動改札機はさすがの新幹線仕様で何枚も同時に入れられる仕様。博多からこだま号として運転される列車にそのまま乗車したり、博多駅で改札を出ずに乗り換えられるような配慮です。
ホームは在来線仕様で新幹線の車両とはまるで似合いません笑笑
次回は!
折り返しの博多行きでは座席が3+2の車両を1車両独占?!
ぼっちに拍車をかける演出をお楽しみください。
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