湘南新宿ラインと東急どっちが便利?湘南新宿ラインを推せる理由はこれだ!【夏の東日本紀行2019】

Pocket

新宿まで来ました。

乗車するのは湘南新宿ライン 快速平塚行き。
湘南新宿ラインの運転系統の複雑さについては過去にもお伝えしていますが、この列車は高崎線からの列車で高崎線で大宮へ、大宮から湘南新宿ラインと言われる線路へ、池袋から埼京線、大崎から横須賀線、戸塚から東海道線に入る列車です。
湘南新宿ラインは東海道線の小田原や平塚、横須賀線の鎌倉、横浜などから渋谷、新宿、池袋などの東京の副都心へのアクセスと大宮方面へのアクセスを担うために2001年に運転を開始しました。
当時は現在とは少しちがう快速、普通、横須賀線車両で新宿発着の普通の3種別で運転され、毎時3本の運転でした。
2004年からは全列車にグリーン車が連結され、最新型車両E231系に統一。また、最速達種別である特別快速の運転を開始しました。
現在では日中帯は1時間に特別快速1本、快速1本、普通2本の4本を確保し、複雑な運転系統としては異例の本数の多さです。
通勤時間帯には毎時7本を確保する時間もあり、運転開始当時の倍以上と需要の高さもうかがわせます。
原宿駅付近を通過中。
湘南新宿ラインは若者の街と呼ばれる渋谷、新宿、池袋に停車する上、原宿や代々木、新大久保という需要が高い駅も経由します。
山手線から湘南新宿ラインの乗り換えを使うことで簡単に利用できるのです。
湘南新宿ラインは副都心へのアクセスで東急と競合関係にあります。
しかし、東急との競合では明確なデータはないものの、湘南新宿ラインの方が利用しようと考える人は多いようです。
その最大の理由として考えられるのはJRの駅の方が便利な位置にあるということかと思います。
東急の場合、横浜駅は地下、渋谷駅は地下、渋谷から地下鉄に直通し、所要時間は長い上、新宿も池袋も少し離れた位置にあります。
東急は2013年から東京メトロ副都心線との直通運転を開始、それに伴い渋谷駅は地下化されました。それまでは値段面を含めてることで互角と言えた関係がJRにシフトしつつあります。さらに、JR東日本は渋谷駅の埼京線(湘南新宿ライン)ホームを山手線ホームのすぐ隣に移設する計画を発表。実際に工事が進んでおり、これが完了すると湘南新宿ラインの利便性は相当向上するものと思われます。
大崎で山手線、東京臨海高速鉄道りんかい線と別れ、大崎支線、蛇窪線に入ります。
この線路を介することでこの先、横須賀線と合流できます。
下に見えるのは東京総合車両センター。
首都圏では大宮総合車両センターと並ぶ、大きな車両基地、車両工場です。
首都圏の多くの通勤路線で走る新系列電車と呼ばれるものはここで検査を受けます。
さらに皇室専用車両であるE655系の特別車両1両は東京総合車両センターの所属です。
西大井駅を通過。
湘南新宿ラインのうち、東海道線、高崎線直通系統は快速と特別快速、横須賀線、宇都宮線直通系統は普通と宇都宮線快速となり、それぞれ運転される種別が違います。
東海道線高崎線直通系統は西大井、新川崎、保土ケ谷、東戸塚を全列車が通過し、逆に横須賀線宇都宮線直通系統は全列車が停車します。
多摩川を渡り、神奈川県へ。
かつては横須賀線に武蔵小杉駅がなく、快速と特別快速は川崎市内無停車、大崎の次は横浜というそれはそれはすごい運転をしていたのですが、武蔵小杉開業後は全列車が停車し、南武線を利用させることで東海道線、京浜東北線運転見合わせ時の代替を担っています。
東神奈川から並走した来た横浜線。
まもなく横浜に着きます。
横浜に到着。
JRではただの途中駅感がすごいですが、相鉄では終着駅、京急に乗り換えれば三浦半島方面に簡単にアクセスできます。
大船をでて、鎌倉車両センター。
かつては大船工場という車両工場がありましたが、再編に伴い、なくなりました。
横須賀線系統の車両のほか、横浜線も所属し、早朝深夜帯は湘南新宿ラインの大船始発用も留置されます。
相模川を渡り、まもなく平塚に到着。
湘南新宿ラインは日中の快速の多くが平塚止まりで運転されます。
小田原方面に行くには乗り換えが必要ですが、東海道線との乗り換えは凄まじく悪いことがあり、15分以上待たされることもあります。
日中は特別快速が小田原まで運転され、小田原では熱海方面に接続がとられているため、小田原、熱海方面に行くには特別快速を狙って乗るのがおすすめです。
平塚に着くと乗ってきた列車はすぐに折り返し、湘南新宿ラインに。
かなり待ってやっときた普通列車で小田原へ。
かなり待ったのにさらにここでスーパービュー踊り子の通過待ち。
小田原では昼食をとるなどし、大船まで戻りました。
次回の「夏の東日本紀行2019」は!
日本で最初の鉄道、だけど、新しい?!
根岸線をご紹介します。
お楽しみに。
Pocket

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください