大船駅わくわくトレインフェスタに行ってきました!

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今回は本日大船駅にて開催された「大船駅わくわくトレインフェスタ」の様子をお伝えします。

大船駅は鎌倉市と横浜市の市境にある駅です。
それぞれの市の中心部からは離れていますが、「大船市」と呼ばれることもある市街地も形成されています。実際に藤沢市も大変近く、何市だからどうということがないところでもあります。
開業は明治21年。
両隣である戸塚駅と藤沢駅が東海道の宿場町として栄えていたところであるのに対し、大船駅は東海道とは離れたところにあります。これは東京神戸間の主要幹線として建設された東海道線と横須賀の軍港アクセスを担う横須賀線を大船駅で接続させようということで明治政府によりルート変更がなされました。
戦後の1950年にはGHQにより占領された大船PXへの専用線が開業し、朝鮮戦争での特需では大活躍しました。
1973年には洋光台から延伸、全線開通した根岸線が乗り入れています。
現在は東海道線、横須賀線、根岸線、湘南モノレールが乗り入れる関東では多くの人が知る交通の要衝です。
今回はそんな大船駅で開催されたイベントを参加しました。
今回の目玉は10番線で展示されたE257系。
例年このイベントではこんな感じで車両展示があります。
横浜線の205系だったり、成田エクスプレスのE259系だったり、伊豆急のリゾート21、2100系だったり。
「めちゃくちゃ珍しい!」という車両ではなく、大船駅にはあまり来なかったり、追加料金が必要だったり、「ちょっと珍しい」ところを取ってくる印象です。
鉄道好きの子供が見て喜びそうな展示でもあります。
詳しくなくても楽しめるイベントです。
根岸線用の10番線を使って展示されています。
このE257系は主に房総エリアの特急わかしお、さざなみ、新宿さざなみ、新宿わかしお、しおさいに使用されます。
また、この編成もそうですが、一部は波動用として豊田車両センターに常駐し、デザインが変更されています。
今回展示された編成もデザインが変更されている車両で、この日もホリデー快速鎌倉号として南越谷〜鎌倉駅間で運転されました。その列車の折り返しに合わせた時間まで展示されたということです。
もちろん、根岸線ホームにいるということがかなり珍しいわけですが、今回は行先表示をいじってくださいました。
最初は特急さざなみ 館山行き。
珍しくなさそうに見えますが、東京始発で運転される特急さざなみの館山への運転はなくなっており、新宿さざなみでない館山行きは珍しいのです。
続いては特急しおさい 銚子行き。
特急しおさいは今でも東京〜銚子駅間で運転されています。
しかし、ほとんどの列車が255系という房総特急の別形式で運転されており、このE257系を使用したものは平日1本しかありません。
続いてはおはようライナー 逗子行き。
これは本当に珍しいです。
2015年まで25年間にわたり、横須賀線唯一のライナー列車として逗子〜東京駅間でおはようライナー逗子、東京〜逗子駅間でホームライナー逗子として運転されました。
大船にも停車し、湘南ライナーが朝早くと遅くにしかない中で一定の需要を持っていた列車でもありました。
この列車の廃止をもってE257系の大船駅定期乗り入れは終了しました。
豊田車両センター常駐車による展示でしたが、千葉県の宣伝がなされていました。
サンキュー❤︎ちばフリーパス、フリー乗車券は今年から東京湾フェリーの久里浜〜金谷間もフリーエリアに入り、神奈川県とのつながりも出てきました。
北改札側のコンコースでは撮影エリアが。
スーパービュー踊り子の顔出しパネルと大船駅のヘッドマークをあしらったE233系です。
この向かい側ではNゲージのジオラマ展示。
大船駅周辺の景色を展示していました。
さらに大船駅構内のアトレ大船ではこのイベントとコラボして一部店舗がコラボ販売や値引きを実施。
今年は力の入れようが違います。
そして南改札外東西自由通路では駅弁販売と鉄道グッズ販売。
ガラポンなどは子供たちに大盛況でしたが、その横では総合車両製作所などが販売も行っていました。総合車両製作所の方は他のイベントとは対照的に閑散としていました。
子供達向けのイベントだし、きちんとその通りに集まっているのだなと感じました。
昨年は行けなかったので、比較は難しいのですが、参加されていた他のお客さんも楽しそうでしたし、大船駅の狙い通りのイベントになっているだなと感じます。
大船駅の駅員さんはたくさんいましたが、さらに大船運輸区の運転士さん、車掌さん、横浜支社の方もいました。
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