2019年7月12日
街づくりの実験台?!本牧山頂公園に行って来た!【横浜探訪中区】
【本当はバスの記事の予定でしたが、諸事情により本牧山頂公園の記事を先にあげます。また機会があればバスの記事をアップしようと思います。】
山手駅から横浜市営バスで和田山口まで来ました。
今、本牧エリアの中心地に出たいならこの和田山口で降りるのがいいと思います。
目の前にはイオン本牧があります。
元々はマイカル本牧と本牧サティというものがありました。この現在のイオン本牧は1982年にアメリカ軍から新本牧地区が返還された際に横浜市が街づくりの実験台として再開発を実施し、株式会社ニチイがマイカル本牧として誕生しました。マイカル本牧は専門店のテナントを多数入れることによるショッピングセンターとなっていて開業した1989年ではかなり珍しい形態だったこともあり、大型複合ショッピングセンターのパイオニアと呼ばれます。
234テナントが1番街から6番街に入居しました。これは現在でもそうですが、マイカル本牧はスペイン風の街並みをイメージしており、イスパニア通りなどという通りもあります。
さらに新本牧地区では再開発時に景観保護を目的として建設する建物の外壁には原色を使用しない、屋根には勾配を付けることとされ、マイカル本牧はイオン本牧になった現在でも勾配屋根が使用されています。
ただ、マイカル本牧は1993年に開業した横浜ランドマークプラザやみなとみらい21地区の商業開発の影響で不便な本牧地区が敬遠され出すと、業績が悪化。業績回復の期待を寄せていたみなとみらい線の本牧延伸も採算の問題で議論が凍結したことで2000年までには衰退。業績悪化を受けてマイカルは最盛期で10棟あった建物をほとんど売却。最終的には本牧サティの1番街と駐車場などがあった3番街のみとなっていました。2011年にマイカルは会社自体の業績悪化もあり、イオンリテールによって吸収合併。22年間のマイカル本牧としての歴史に幕を下ろしました。
このイオン本牧から歩行者通路で直結となっているのがこの、本牧山頂公園です。
ここもやはりアメリカ軍の占領下にあったところで返還後、横浜市が公園として開発。1998年に開園しました。かなり大きな公園でその広さは22ヘクタールもあります。東京ディズニーランドが51ヘクタール、としまえんと同じ広さ、同じ横浜市にある横浜・八景島シーパラダイスが7.6ヘクタールと考えるとめっちゃでかいですね笑笑
こちらが入り口。
本牧山頂公園の銘板には当時の横浜市長の名前があります。横浜市が本牧を街づくりの実験台としただけあって力の入れようが違います。
山手の丘の上にある公園という意味では港の見える丘公園や元町公園と同じような構造で、西洋式公園という意味でも似ています。
根岸の臨海地域にある工場群が見られます。
ここには展望台というところがありましたので、来て見ました。
上るとこんな感じ。
わざわざ土を盛ってこんなものを作るとは、横浜市もやりますねえ。
奥には横浜ベイブリッジが。
港の見える丘公園とはまた違った角度が見えて良いものです。
桜の名所としても知られ、春には家族連れで賑わいます。
ここまで散々紹介しておいて申し訳ないのですが、この本牧山頂公園は心霊スポットとして知られているらしいです。霊感がないもので全く気づかなかったのですが、後から調べてわかりました笑
年に何件か自殺があるらしく(多いんだよなあ)その霊が出るとか出ないとか。まあ自分は見えませんでした。神奈川県で一番怖い!って言ってる人もいるみたいですが、昼間に来る分にはめっちゃ人いますし、個人的には逗子市の小坪トンネルの方が怖いです笑(トンネルは苦手なんです…)
まあ安心してお越しください!
帰りも横浜市営バスで関内駅(バス停は尾上町)まで出て、横浜市営地下鉄ブルーラインに乗り換えます。
次回の「横浜探訪」は!
横浜市営地下鉄ブルーラインをご紹介!
架線がないのに電車が走る?
お楽しみに。
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