2019年7月23日
【湘南新宿ライン】湘南新宿ライン特別快速の良さはここだ!!【関東めぐり東京編】
大宮です。
ここから乗車するのは湘南新宿ラインです。
乗車するのは湘南新宿ライン東海道線直通特別快速小田原行きです。
高崎線・上越線上りとありますが、まあ高崎線上りであることに間違いはないのです。ただ、行き先が小田原行きだけってすごいですよね笑笑
上は乗車する湘南新宿ラインの特別快速、下は後続の上野東京ラインの普通です。
湘南新宿ライン特別快速と上野東京ラインだと微妙な差ですが、大宮〜小田原駅間だとあまり変わりませんが、大宮〜横浜駅間だと上野東京ラインの方が3分ほど早いです。
そのため、発車時点で5分差がある場合、ふつうに時刻が早い順に乗る方が良いのです。
奥には宇都宮線からの上野東京ラインが。
上野東京ラインは本数がとにかく多いので、便利であることに間違いはありません。
やってきました。
今回乗車する湘南新宿ライン東海道線直通特別快速小田原行きです。
特別快速は湘南新宿ラインでも東海道線⇄高崎線の直通のみで運転され、さらに日中帯のみの設定です。上野東京ライン周りとなる快速アクティーや快速ラビット、快速アーバンが直通先では普通運転になるのに対して湘南新宿ラインの特別快速は高崎線の熊谷〜高崎駅間を除いて全区間で快速運転を行います。
種別カラーは青色。
なかなかカッコいい色ですね!
湘南新宿ラインはさいたま新都心駅にホームがありません。これは経由路線の問題によるものでホームがないのですから普通列車であっても通過となります。
185系とすれ違い。
ここで上野東京ラインと分岐します。
湘南新宿ラインの特別快速の停車駅は高崎から熊谷までの各駅と鴻巣、北本、桶川、上尾、大宮、浦和、赤羽、池袋、新宿、渋谷、大崎、武蔵小杉、横浜、戸塚、大船、藤沢、茅ヶ崎、平塚、国府津、小田原です。
基本的に終点の小田原で熱海行きに接続しています。
言ってしまえば高崎線内アーバン、東海道線内アクティーの超すごい列車なのですが、なぜ所要時間が上野東京ラインとそこまで変わらないのか。
それは上野経由ルートに比べて新宿経由ルートは距離が長いのです。
それでも私が湘南新宿ライン特別快速を推せる理由はその気持ち良い走りです。
池袋に到着。
埼京線と合流。
特別快速は埼京線の恵比寿も通過します。
次は新宿。
基本的に高崎線(北)と東海道線(南)の間とされるのは新宿で乗務員交代もここで行われます。
ダイヤ乱れ時には新宿駅で東海道線方面、もしくは高崎線方面に折り返し運転という対応を取ることによって他線への乱れの波及を防止しています。
西大井駅手前で横須賀線に合流。
湘南新宿ラインはさまざまな路線を経由して運行されています。
旅客案内上の名称だけで高崎線→埼京線→横須賀線→東海道線と経由しているのです。
これは一つはJR東日本の焦りが背景にあります。湘南新宿ラインの運転開始は2004年。
当時、横浜などの神奈川県各駅から赤羽、浦和、大宮などの東京都北部、埼玉県へのアクセスにはJR東日本なら京浜東北線しかなく、速達性を求めるなら東京駅および上野駅での乗り換えが必須でした。
そんな中、東急や東京メトロなどは相互直通運転という形態により、他社線経由による南北直通に成功していました。その代表例が東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線、埼玉高速鉄道線による4社直通ですが、長距離輸送に関して敵となり得て来なかった私鉄各社がJR東日本よりも優位に立ち始めていたのです。
これにはJR東日本は焦りました。しかし、東京や上野経由での新線建設(後の上野東京ライン)には時間を要するし、山手線や京浜東北線に直通させることも困難です。
そこで当時は旅客列車がほとんど走って来なかった貨物線を活用し、新宿経由による運転となったのです。(宇都宮線、高崎線方面からは昔からあった池袋行き、新宿行きの延伸扱い)
横須賀線の西大井〜武蔵小杉駅間では東海道新幹線と並走。
湘南新宿ラインも120キロを出す区間です。
新川崎駅を通過。
湘南新宿ラインの特別快速の魅力としてあげられるのはこの通過駅の多さでしょう。
そりゃ距離が短い上野東京ラインに匹敵するような所要時間で距離が長い湘南新宿ラインを走るのですから、ぶっ飛ばさないわけがないのです。
ほぼ全区間にわたって通過駅があるというのはまるで自分が特急に乗っているかのような錯覚さえ覚えます。
特別快速はグリーン車でない限りは追加料金は必要としません。
グリーン車でも事前料金なら最大980円のプラスで乗れますので、これも楽しいかもしれません。
鶴見駅付近で再び上野東京ライン(東海道線)と合流。
鶴見〜横浜駅間では東海道線2本、京浜東北線2本、横須賀線2本の複複々線区間となります。
戸塚駅を出てすぐに横須賀線から東海道線に入ります。
左側が横須賀線、右側が東海道線の線路です。
そのため、東海道線直通の湘南新宿ラインは戸塚駅では横須賀線ホームに着きますが、大船駅では東海道線ホームに着くことになります。
大船に到着します。
大船に到着。
おそらくこの列車もこの先の平塚で普通列車を追い抜くのでしょうが、本当に楽しく乗れます。
湘南新宿ライン特別快速、時間が合えばぜひ、乗ってみてください。関西の人にはわかりにくいかもしれませんが、JR西日本の新快速に近いようなものという認識で誤りはないはずです。
湘南新宿ライン特別快速での旅はいかがですか?
次回の「関東めぐり東京編」は!
桜木町から横浜線直通の電車に乗車!
常に混む横浜線、その訳は?
お楽しみに。
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