【ときわ号】国体でも大活躍の特急ときわ号 乗車記 【気まぐれ大回り旅】

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友部まで来ました。

ここで常磐線に乗り換えます。
友部駅は元々は友部町というところでしたが、現在は笠間市となっています。
笠間市となったことで市の中心地にある笠間駅よりも大きな駅となり、笠間市最大の駅です。また、笠間市役所本庁舎も友部駅が最寄りとなっています。
友部からは常磐線に乗りますが、先に来た普通列車には乗りません。
今回乗車するのは特急ときわ84号です。
特急ときわ84号の友部駅時点で12分前をを走るのはこの普通 上野行きですが、上野の到着時刻は友部時点で先行する普通 上野行きが19:34。特急ときわ84号は19:07でその差は圧倒的です。
友部から上野までの指定席特急料金が1580円ですから払う価値は充分にあるわけです。
やって来たのは特急ときわ84号 品川行き。
E657系で来ました。
常磐線の特急は2015年の上野東京ライン開業に伴ってそれまでの特急「スーパーひたち号」を「ひたち号」、特急「フレッシュひたち号」を「ときわ号」とし、自由席を廃止して全車指定席化しました。
また、品川への直通運転が開始され、ひたち号は朝2本を除く全便が、ときわ号は日中を中心に品川発着で運転され、これにより福島県、茨城県から東海道新幹線との乗継や京急線を利用した羽田空港へのアクセスが飛躍的に向上しました。
車内はこんな感じ。
詳しくは次回記事でご紹介しますが、E657系はE5系などで実用化されていた普通車でのハイクオリティなサービス提供を在来線特急でも本格的に実現した車両です。E257系などで見られた派手さは減り、落ち着いた印象に仕上げられています。
背ずりの高さがあるために普通車であるにもかかわらず、国鉄型特急のグリーン車並みのプライベート感はあります。
常磐線の特急から採用されたのはこの座席上方ランプ。
JR東日本の特急で見たという方もいれば、JR東日本の普通列車グリーン車で見たという方もいると思います。
実はJR東日本の特急では常磐線特急と中央線特急で全車指定席のサービスを開始しています。これは新たな着席サービスと言われ、自由席を廃止し、指定席のみとした上で座席未指定券というシステムの導入により、自由席需要をカバー。また、車内での発売料金の値上げを行うことで駅での事前購入を促し、車掌を1列車1人乗務としています。
このシステムにはかなりの賛否両論がでています。もともと指定席を使っていたり、グリーン車を使っていたりした方からすれば指定席特急料金は実質的に値下げな上、えきねっとトクだ値などでさらにお得になる面があり、肯定的な意見が多いです。しかし、もともと自由席を利用したり、短距離での利用が多いという方からすると単なる値上げ、そして車内発売をさらに値上げしたことで駅で購入する面倒さが生まれていて反対意見が多くあります。JR東日本内部の労組からも車掌1人乗務に関して批判が出ています。
列車は柏に停車。
ときわ号は停車型で、また茨城県へのアクセスに重点を置いた列車です。
通勤時間帯に運転される停車駅が多いときわ号だと佐貫や牛久、ひたち野うしく、石岡、赤塚などに停車する列車もあります。
逆にひたち号は列車によっては水戸から上野までノンストップいうこともあり、茨城県北部および福島県へのアクセスに特化しています。
宇都宮線、東北本線とも合流し、まもなく上野に到着します。
上野に到着。
かつては全列車が下のホームから出ていたものの上野東京ラインの開業で下のホームを発着する特急列車はめっきり数を減らしました。
そして、さらには降車客も上野よりも東京の方が多く、時代も変わるものだと実感します。
上野を発車。
東京ではかなりぞろっと降りていきます。
見えているのは東京総合車両センター田町センター。
これが見えればまもなく終点の品川です。
東海道新幹線とは東京よりも品川の方が乗り換えがしやすいということがあり、品川乗換を推奨されます。
しかし、東海道線への乗り換えとなると品川駅ではホームが変わるため、東京駅で乗り換えた方が便利だと案内されます。
車内にはいきいき茨城ゆめ国体のポスターが。
実はこの日はちょうどこの試合が実施されていたようでその選手やら何やらで車内は大混雑。
今回も快適な旅をありがとうございました。
品川駅では9番線に到着。
茨城県へのお出かけに常磐線特急はめちゃくちゃ便利。上野から水戸まで1時間15分ほどで結ばれていますので、ぜひ、茨城県を訪れてみてください!
次回の「気まぐれ大回り旅」は!
常磐線特急に使用されるE657系の車内をご紹介!
JR東日本の普通車は快適すぎる?!
お楽しみに。
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