2019年11月17日
りんかい線は東京オリンピックで大活躍期待!京葉線と直通しないのはなぜ?【夏の東日本紀行2019】
天王洲アイルからはりんかい線に乗ります。
りんかい線の天王洲アイル駅は地下にあります。
りんかい線は計画時、建設時、開業時には臨海副都心線として案内されていましたが、2000年からは一般公募で決まったりんかい線を使用しています。
略称として用いられるTWRは東京臨海高速鉄道の英語名である「Tokyo Waterfront area Rapid transit.inc」から取ったものです。
ほとんどの駅が地下駅で地下鉄の一面も持つことから日本地下鉄協会ではりんかい線を地下鉄と案内しますが、国土交通省は地下鉄とは紹介していません。
東京臨海高速鉄道は東京都が90パーセント以上を出資しているため、第三セクター鉄道です。
2.41パーセントの株式はJR東日本が保有していますが、JR東日本は今後、羽田空港アクセス線に活用したいことから東京都が保有する株式を買収する方針で交渉を進めています。
やって来たのはJR東日本のE233系。
りんかい線は埼京線、川越線と直通運転を行っています。
りんかい線自体も自社保有車として70-000形を保有していますが、JR東日本の209系ベースということもあり、JR保有車両と比べてサービス低下が否めない状況で2022年をめどに新型車両の導入計画があります。
車内はガラガラ。
しかし、沿線にお台場などの東京臨海エリアを抱えることからイベント時には相当な需要がある上、沿線の住宅開発が進み、通勤需要も増しており、2012年には初の経常黒字決算を達成しています。
りんかい線は大崎〜新木場駅間を結び、大崎や大井町からりんかい線を経由して京葉線に乗り換える需要は相当高いのですが、直通運転は実現しておらず、過去の実績も旅客列車では団体臨時列車が何本か通過したのみです。
これは運賃計算の問題が深く絡んでいます。
りんかい線は建設費償還を行うため、割高な運賃を設定しており、両端でJRと直通運転を行うと運賃計算ができなくなるという問題があります。
これは有効的解決策が現状ではなく、割高な運賃を一刻も早く下げ、直通運転を行うためにもJR東日本が子会社化を画策しているものと思われます。
この東京臨海部は東京オリンピックで選手村や報道・放送センター、水泳が行われるお台場海浜公園、自転車とスケートボードが行われる有明アーバンスポーツパーク、テニスが行われる有明テニスの森、バレーボールが行われる有明アリーナ、体操が行われる有明体操競技場、ビーチバレーが行われる潮風公園、バスケットボールとスポーツクライミングが行われる青海アーバンスポーツパーク、馬術が行われる海の森クロスカントリーコース、カヌーとボートが行われる海の森水上競技場、水泳が行われる東京アクアティクスセンター、水球が行われると東京辰巳国際水泳場があり、相当活躍するものと思われます。
京葉線と合流します。
新木場に到着。
大崎、東雲、新木場のみが地上駅でそれ以外は地下駅です。
京葉線への乗り換えには流れができます。それだけ多くの人が乗り換え需要だということです。
京葉線。
これは京葉線の東京駅が地下ホームで乗り換えにくいということでディズニー好きや幕張メッセユーザーから一定の評価を得ているためです。
次回の「夏の東日本紀行2019」は!
京葉線をご紹介!
お楽しみに!
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