485系に代わる汎用車!国鉄色E653系の座席、車内設備をご紹介!

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今回は2018年に651系に代わる勝田車両センターの交直流対応波動用車両として2014年に新潟車両センターに転属したE6537両が再転入されました。

今回は再転入された勝田車両センターのE653系K70編成をご紹介します。
こちらがE653系K70編成です。
新造から2013年ごろまでは特急フレッシュひたち号として常磐線の上野〜土浦・勝田・高萩・いわき駅間で活躍し、2014年から2018年までは特急いなほ号として白新線、羽越本線の新潟〜酒田・秋田駅間で活躍していました。そして2018年からは塗装をいなほ色から国鉄色に変更した上で波動用として活躍しています。
これは勝田車両センターの波動用651系の老朽化によって新たな交直流波動用編成が必要になったために勝田車両センターへの配備実績があり、特急いなほ号で余剰となっていたE653系1編成を転属させたわけです。
そのほかにもE653系はフレッシュひたち時代、いなほ時代を通じて数多くの臨時、団体運用を担ってきたため、多くの場所への入線実績があったからです。例として使用実績のある臨時列車を見てみましょう。
青森ねぶた号 佐貫〜青森駅間
舞浜・東京ベイエリア号 日立〜東京駅間
イクスピアリ号 同上
フレッシュ水上号 上野〜水上駅間
フレッシュ草津号 上野〜長野原草津口駅間
春さきどり号 高萩〜千倉駅間
横浜ベイエリア号 勝田〜石川町駅間
氏家雛めぐり号 大宮〜氏家駅間
かすみがうらマラソン号 上野〜土浦駅間
足利大藤まつり号 いわき〜桐生駅間
ぶらり高尾散策号 日立〜高尾駅間
ぶらり鎌倉号 いわき〜鎌倉駅間
ロックインジャパン号 上野〜勝田
マリンブルー南房総号 高崎〜安房鴨川
水戸梅まつり号 大宮〜勝田駅間
E653系羽越線デビュー号 新潟〜酒田駅間
十日町地そばまつり号 新潟〜十日町駅間
ほくほく十日町雪まつり号 大宮〜十日町駅間
スターライト上野号 新潟〜上野駅間 
スターライト舞浜号 新潟〜舞浜駅間
十日町雪まつり号 新潟〜十日町
舞浜ドリーム号 弘前〜舞浜駅間
男鹿ナマハゲロック号 秋田〜上野駅間
長岡花火大会号 長岡〜上野駅間
側面も国鉄色に塗られています。
側面の行先表示器は651系時代には幕式であったために難しかった臨時列車の列車名表示を一部では可能としており、ぶらり高尾散策号などでは表示実績もあります。
車内はいなほ時代と概ね変化はありません。
波動用のため、広告スペースはあるものの、空いています。今後、自社広告なんかが入るかもしれませんね。
E653系の設計コンセプトは「これからの定番特急」でした。そのためにかなり標準的な仕上がりに。いなほへの転属時も普通車はほぼ変更なしで改造されたので、モケットなどを除けば新造時から変わっていません。
こちらが座席。
E257系などにもみられるようなリクライニング機構と座面スライド機構を備えたもので、E2系などでも見ることができます。
リクライニングも普通レベル。
良すぎず、悪すぎずで臨時列車にはもってこいです。
足元は485系に合わせた関係で最近の特急としては狭め。
ただ、座席下にスペースがあるため、伸ばすことができ、快適性を損なうものではありません。
照明は半間接照明を採用。
E257系でもみられます。
トイレはこちら。
構造はE257系とほぼ同じですが、かなり落ち着いた仕上がりに。ただ、高級感がものすごくあるわけではなく、いかにもベーシックな感じです。
男性小用トイレも狭いですが、自動水洗、間接照明と酷いものではなく、良すぎるものでもありません。
洗面所は黒を基調としたデザイン。
臨時運用を見越してかカミソリ用のコンセントも2つ完備されています。
公衆電話ボックス。
今ではなくなっていますが、スペースだけは残されています。
新造時から485系に代わる汎用型特急車両と位置付けれられたE653系。
今後も末永く活躍することでしょう。
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