引退予定の185系「踊り子」で多くの人が絶賛する伊豆の旅!絶対飽きない、楽しい旅になります!【伊豆信州周遊旅】

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今回から「伊豆信州周遊旅」をお伝えします。

やってきたのは品川駅です。
東海道新幹線ののぞみ号も含む全列車が停車し、上野東京ライン常磐線の始発駅にもなっています。
東京南部の最重要駅です。

品川から乗車するのは特急踊り子105号 伊豆急下田・修善寺行きです。
踊り子は全列車が品川に止まりますが、同じく伊豆方面のスーパービュー踊り子号やマリンエクスプレス踊り子号は一部を除き、通過です。
実は東京から買っていたのですが、品川までの列車が遅延し、乗り遅れそうだったため、品川からの乗車に切り替えたのでした。
踊り子号には自由席もあります。
15両編成の場合、グリーン車2両、普通指定席9両、自由席4両です。
B特急のため、大変安く利用することができ、東京から伊豆急下田までの約2時間45分でも特急料金は1770円です。
多摩川を越えて神奈川県に入ります。
特急踊り子は伊豆急下田行きの単独で運転される場合と伊豆急下田行きと修善寺行きで運転され、熱海で分割する列車があります。
今回は15両編成のため、前10両が伊豆急下田行き、後ろ5両が修善寺行きです。
停車駅は東京を出ると、品川、川崎、横浜、大船、小田原、湯河原、熱海です。熱海で分割され、伊豆急下田行きは熱海を出ると網代、伊東、伊豆高原、伊豆熱川、伊豆稲取、河津、伊豆急下田に止まります。修善寺行きは熱海を出ると、三島、三島田町、大場、伊豆長岡、大仁、修善寺に止まります。
東京〜熱海・伊東駅間はJR東日本、伊東〜伊豆急下田駅間は伊豆急行、熱海〜三島駅間はJR東海、三島〜修善寺駅間は伊豆箱根鉄道の管轄で最近では稀に見るレベルの経由会社数を誇ります。
鶴見のあたりでE257系を見ます。
あちらはおそらく鎌倉行きのホリデー快速鎌倉号です。
房総方面で使われてきたE257系500番台ですが、房総方面の需要低下に伴って車両に相当な余剰が発生しており、一部は波動用にされたり、今後は東海道線に転属して現在踊り子に使用される185系を置き換える予定です。
中央線で余剰となったE257系0番台は2000番台に改造の上、2020年3月14日改正より、踊り子号の一部で使用されます。
横浜に到着。
横浜で前の普通列車を追い抜きます。
しかし、本当は追い抜くようなダイヤではありませんので、なにかの臨時待ち合わせだと思われます。
大船でも追い抜きました。
よくわからないのですが、遅延の影響を踊り子に波及させることを防ぐため、大船で待ち合わせ予定だった横浜で6分先行の小田原行きを横浜で待たせて、平塚で待ち合わせ予定だった横浜9分先行の国府津行きを大船で待たせたということでしょう。
普通列車の旅ばかりしていると基本的には待たされる側ですからこのように道を譲られていると特急に乗っている優越感を感じます。
185系は国鉄型の特急車両。
国鉄型電車特急が定期として残るのはJR東日本では踊り子が唯一ですし、全国的にもJR西日本のやくも号と並んで2つしかありません。
飾られていない車内も旅情を感じさせますし、特に景色が良い伊豆の旅には最適な車両と言えます。
根府川付近では東海道線では屈指の絶景。
晴れていればもっと良かったでしょう。
伊東に到着。
ここからは伊豆急行に入ります。
伊豆急行は東急グループの一員で社章は東急のコーポレートマークに英名の「IZUKYU CORPORATION 」をあしらったものです。
買収されたなどではなく、そもそも東急が敷設し、東急の子会社として設立された会社なのです。
ただ、国鉄線との乗り入れの歴史も古く、1961年から伊東線との相互乗り入れを開始、1964年からは急行伊豆号、1969年からは特急あまぎ号が運転を開始しています。
1981年にL特急踊り子が運転を開始、運転開始当初から当時は新型だった185系が運転を担いました。
1988年に快速リゾートライナー21として私鉄車両初の東京乗り入れを果たします。
1990年にはバブルの流れを汲んだ特急スーパービュー踊り子号が当時の最上級グレードのサービスで登場。
1993年にはアルファリゾート21が運転を開始、これは東京にも特急リゾート踊り子号として何度も乗り入れ、人気の列車となりました。
2012年から成田エクスプレスで余剰となったJR東日本最新型のE259系を使用した臨時特急マリンエクスプレス踊り子が運転を開始します。伊豆急と成田エクスプレスという異色の組み合わせが人気となります。
2016年にはJR東日本ののって楽しい列車としてデビューした快速伊豆クレイルが運転を開始。
2017年から豪華列車として東急と本格的に協力したTHE ROYAL EXPRESS が横浜から伊豆急下田駅間で運転を開始します。
2020年からスーパービュー踊り子に代わり、E261系サフィール踊り子が新たにデビューします。それに伴い、マリンエクスプレス踊り子、伊豆クレイルが廃止となる予定です。
伊豆高原に到着。
伊豆急行の本社もあり、拠点駅です。
伊豆急行の普通列車は奥に見える8000系が使用されます。
これは東急の車両として活躍していたものをこちらに転属させているもので、懐かしさを感じる人も多い車両です。
こちらは伊豆急行で一番の景色と言われる東伊豆海岸線です。
車内アナウンスでも案内がありましたが、ここまでの景色はなかなか見えません。
晴れていると伊豆諸島の島々が見渡せるそうです。
次は終点の伊豆急下田です。
終点の伊豆急下田に到着。
2時間46分の旅が終わりました。
疲れすぎない適度な所要時間である上、景色にも飽きがなく、簡単に鉄道の旅を楽しむことができるものだと思います。
ぜひ、ふらっと旅にも伊豆旅行、いかがですか?
次回の「伊豆信州周遊旅」は!
伊豆で有名なお風呂、千人風呂をご紹介!
お楽しみに。
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