台風で遅延!臨時踊り子号で185系を堪能!空いている車内で快適!

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今回の記事はブログ限定公開記事で、YouTubeでの公開は致しません。

大船です。
東海道線で品川まで行きたいのですが、この日は台風の影響で伊豆急行線が遅延、その影響で特急列車のダイヤが乱れていました。
1番線の16:16発高崎行きはダイヤ通りなら大船で後から来るサフィール踊り子2号の通過待ちをするのですが、サフィール踊り子は到底大船には来ておらず、それどころか一本前の特急、踊り子12号が30分近く遅れて来ていると言う状態。
そのため、普通列車遅らせて特急を先に通すことになったのですが、私は品川で乗り継ぎがありますので、16分発の列車の遅延は割と痛いわけです。
これがサフィール踊り子の通過待ちなら諦めるしかありませんが、踊り子が止まってくれるならそれを使うことで16分発の普通列車のダイヤと同じかもっと早く、品川まで行けるのではと考えました。
そしてやって来ました。
27分遅れの特急踊り子12号。
これは臨時列車で7+5の12両編成で運転されています。後ろから1号車、2号車となり、7号車の次が11号車、一番前が15号車です。
後ろの7両は定期運行の踊り子ではまず運用がないOM編成と呼ばれる車両で珍しいものです。
普通車も足元が少し広くなっていたりと多少の違いはありますが、最もはグリーン車。今回は乗りませんでしたが、国鉄特急型のグリーン車を積む大変珍しい車両です。10両の185系のグリーン車では既にリニューアルが施行され、JR型のものになっていますから座るには7両の185系に乗る必要があります。

7両の185系の定期運用は現在のところ、小田原発東京行き湘南ライナー10号、新宿発小田原行きのホームライナー小田原21号のみとなっています。

ここまで7両の185系について語っておいて、乗るのは前寄りの5両です。
車両自体は普通の185系ですが、今回は先ほども言ったように臨時列車なおかつ遅延中とあり、車内はガラガラです。
この列車は下り列車として伊豆急下田に向かう段階で既に伊豆急行線内の大雨で遅延を発生させており、その遅延を引きずって上りにも遅れが発生しているのです。
伊豆急行線、伊東線内は単線とあり、遅延を一度起こすとなかなか回復できません。このような場合には臨時の上り踊り子を運休にして定期列車に乗ってもらうことで遅延の回復を図る方法があります。中央線特急や常磐線特急で多く用いられる手法ですが、踊り子の場合はなかなかそうも行きません。
元々両数の違いがややこしい上、熱海での増解結の関係で運用も複雑です。特に今年は185系、E257系の2車種体制で運用が複雑なのに車両運用を変えると翌日のライナーや特急にも響く恐れすら出て来ます。
そんなわけで踊り子は東京発の列車が出てしまえば、よっぽどのことがない限りは運用どおりに東京・新宿に帰って来ます。当初より運転見合わせなどが見込まれる場合には真っ先に全列車運休を行うのも特徴ではあります。
というわけで普通列車の利用客からすれば、遠い遠い伊豆の大雨に付き合わされているわけでたまらないわけですが、特急に乗ってしまえば、空いていて、速くて、快適。
50キロ以内なら車内購入でも駅と同じ520円の特急料金で乗れ、普通列車グリーン車よりも安いです。
基本的に大船に停車する踊り子は停車型の踊り子です。熱海を出てから東海道線内で湯河原、小田原、大船、横浜、川崎、品川、東京と多くの駅に止まります。
大船からだと戸塚通過しか変わりません。
しかし、踊り子は所要時間では停車駅以上の実力を見せます。
ダイヤ通りに動いた場合でも東海道線の普通列車は大船品川間が32分程度です。しかし、特急踊り子は28分ほどで結びます。さらに遅延しているとなれば、停車時間削減をするため、さらに短くなるでしょう。これは踊り子号がほぼ全区間で最高速度の110キロを使いながら走るためでそもそもの速度が普通列車よりも速いということです。
横浜に到着。
多くの人が後から来る遅れている普通列車を待つ中、ガラガラの車内で。幸せなものです。
多摩川を渡り、東京都へ。
京浜東北線を追い抜く姿も良い!
185系特有の大きなモーター音を響かせながら、走ります。
大井町の先では東京総合車両センターが見えます。JR東日本の最新型通勤車E235系を、JR最古参の特急車の車内から見ます。
185系自体も2021年春のダイヤ改正でE257系に置き換えられると言われています。
乗れるときに、多くの人が来る前に、空いている快適さ感じられる185系の旅を楽しんでみてください。
特急踊り子、短区間利用でも自由席利用でお得です!7両編成のグリーン車もいつ無くなってもおかしくありません。乗るなら、お早めに!
今回ご紹介した踊り子12号は7両編成を連結した12両編成で運転されます。臨時列車の運行については時刻表、乗換案内アプリ、ウェブページによりお確かめください。
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