2021年1月10日
観光客にオススメ!指定席もある快速みえ号乗車記 座席は?値段は?【伊勢・名古屋の旅】
鳥羽駅です。YouTubeでご紹介したように鳥羽観光を終えました。
今回はJR東海が運行する参宮線、伊勢鉄道線、関西線経由の快速みえ号についてご紹介します。
参宮線の名にあるように国鉄時代から伊勢神宮参詣の主要ルートとして関西線亀山回り、参宮線のルートが使われて来ました。しかし、戦後、近鉄が複線電化で名古屋、大阪から伊勢・鳥羽方面直通の路線を開業させ、所要時間、頻度の面で近鉄が圧倒的優位に立つことになります。その後、現在の伊勢鉄道線を開業させましたが、状況が大きく変わることはなく、JR東海となります。
JR東海は伊勢方面の輸送を強化するために快速みえ号の運転を開始しました。これが快速みえ号の始まりです。いかにも前身の列車がありそうですが、特にそういうわけではなく、JR化後に誕生した列車です。
使用されているのはキハ75形。近鉄が電化されているのに対して参宮線、伊勢鉄道線は非電化であるため、気動車が使用されています。キハ75形は急行型車両で元々は急行に使用されるために製造されました。ただ、当初から快速みえ号にはキハ75形が投入されていたことを考えると、安価な特急を運転する近鉄への対抗であることが伺えます。
車内も急行仕様です。窓側に肘掛けがあるのが一番わかりやすいポイントかなと思います。この快速みえには指定席が設けられており、一部座席が指定席として発売されます。快速みえ号はJRの中では相当速達便となる列車で多気から名古屋までは特急と停車駅がほぼ変わりません。それゆえに四日市あたりからは混雑することがあり、混雑を避ける手段として長距離利用の場合には530円を払って指定席を利用すると良いと思います。
快速みえ号の停車駅は列車により、異なります。
名古屋、桑名、四日市、鈴鹿、(中瀬古)、津、松阪、多気、(外城田)、(田丸)、(宮川)、(山田上口)、伊勢市、(五十鈴ヶ丘)、(二見浦)、(松下)、鳥羽です。
()は一部列車のみ停車。
JRを利用するメリットは乗車券の面が大きいかと思います。近鉄なら関東地方まで通しで計算することはできませんが、JRであれば鳥羽から東京、仙台などでも通算できます。また、長距離の乗車券は途中下車可能、有効期間が長いので、例えば名古屋で途中下車扱いにして、翌日東京方面に帰るときに改めて使うこともできます。このようにすると、1キロあたりの運賃は安くなるように仕組みが作られています。指定席券売機でももちろん発券できますし、みどりの窓口で鳥羽から東京まで、鳥羽から名古屋は何時何分の快速みえ号の指定席、名古屋から東京では何時何分頃の新幹線の指定席でと伝えれば、正しい経路で発券してくれます。
観光客で有ればそんなに急ぐこともないでしょうから快速みえ号を使って、快適にかつお得に旅行してみると良いでしょう。
快速みえ号で行く、伊勢・鳥羽の旅、ぜひお試しください。
YouTube動画はこちらから!
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