元号変更!平成最後の日に平成元年暫定開業のシーサイドラインに乗る!平成31年間全てを捧げて全線開業?!【GW令和シーサイドライン】

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今日は平成31430日です。

明日、5月1日から元号が令和に変わります。
そんな平成最後の日、4月30日に平成最初の年、平成元年開業の鉄道に乗ろうと考えました。
そんな路線が横浜市の新杉田駅と金沢八景駅を結ぶ金沢シーサイドラインです。
平成元年(1989年)に暫定開業。
何が暫定であったかというと金沢八景駅前土地買収が進まず、仮駅として開業したためでした。
そんな暫定状態はかれこれ31年も続いていたわけですが、平成最後の年、平成31年(2019年)3月31日に念願の金沢八景駅の本駅が開業し、平成の時代、31年間を経て全線開業にこぎつけたのです。
シーサイドラインの新杉田駅はJR東日本新杉田駅からJR東日本の商業施設「ビーンズ新杉田」内を抜けるとあります。
JR東日本とシーサイドラインの新杉田駅と京急の杉田駅の間は徒歩で10分ほどです。
新杉田から金沢八景への移動なら京急の杉田駅まで行き、京急のエアポート急行に乗ることで徒歩の時間を含めても20分ほどで着きます。
シーサイドラインの新杉田〜金沢八景駅間が大体30分ですので、京急の方が多少早いですし、京急の方が120円程安いです。
休日は観光利用がメインとなるシーサイドラインですが、雨のためかかなり空いています。
2011年から導入され、2014年に旧型車両を置き換えた2000形です。
多摩美術大学の客員教授が手がけたデザインが採用されています。
平成4年から自動運転を導入しています。
自動列車運転装置(ATO)による自動運転で当時はまだまだ自動運転など普及もしていないような時代だったので心配の声が多数寄せられましたが、2012年には開業以来、無事故を表彰され関東運輸局長から無事故表彰を受けています。
(6月2日追記:2019年6月1日にATO使用中の列車が新杉田駅構内で逆走し、多数の負傷者を出しました。2日現在、原因は不明で調査が継続されています。)
個人的には新型車両になり、ブレーキの制動が穏やかになったと感じました。
全駅にホームドアを完備しています。
こちらは新交通システムの保安上の理由と自動運転の安全確保の目的がありますが、今では普及したホームドアも開業時はまだまだ珍しいものでした。
平成の間に自時代も大きく変わったものです。
しばらくは首都高速に沿って走ります。
シーサイドラインには並木北、並木中央と「並木」が付く駅名が多くありますし、乗降客も多いです。
簡単に言えばこの「並木」がシーサイドライン開業の恩恵を大きく受けている地域でかつてのようにかなり離れた京急富岡や能見台まで出ることなく、京急、JRのそれぞれの駅に接続できるのは大変便利なことです。
幸浦、産業振興センター、福浦などは周辺の企業への通勤需要が主です。
奥に見えるのは横浜市立大学付属病院です。
横浜市立大学はここの他に金沢八景キャンパスもあり、本拠はこの辺りです。
大きく軌道がカーブしているのがお分かりいただけると思います。
新交通システムの利点として普通の鉄道では走行しにくい急カーブや勾配にも対応できることがあります。
八景島、海の公園柴口、海の公園南口、野島公園は観光需要が高い駅で、土休日やイベント時には大変な混雑を見せることがあります。
なにやら扉が付いた場所を通過。
こちらは旧金沢八景駅です。
現在絶賛解体中です。
暫定ホームが31年も使われるとは想定外でしょうね笑笑
こちらが平成の時代を全てかけてやっと完成した念願の金沢八景駅。今までは京急との乗り換えに交差点を渡る必要がありましたが、これにより京急の駅と直結。だいぶ便利になりました。
ホームドアも金沢八景だけは最新モデル。
念願の金沢八景駅。
令和の時代も活躍してほしいものです。
京急の電車もシーサイドラインホームから見られるようになりました。
2002年から単一黒字を計上しているシーサイドライン。これからのより一層の発展を願います。
次回の「GWシーサイドラインの旅」は!
金沢八景駅周辺の観光をお伝えします。
お楽しみに。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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