2019年7月1日
首都圏のグリーン車の座席、料金、設備をご紹介!【関東めぐり群馬編】
小山です。
ここからは湘南新宿ラインに乗ります。
湘南新宿ライン横須賀線直通大船行きです。
運行については次回記事で詳しくご紹介します。
今回はグリーン車に乗車します。
今回の記事では普通列車グリーン車の車内設備について改めてご紹介してみようと思います。
普通列車グリーン車は首都圏の東海道線、横須賀線、宇都宮線、高崎線、常磐線、総武快速線、上野東京ライン、湘南新宿ラインの列車に設置されていてその直通先である路線でも展開されています。東海道線の熱海〜沼津間はJR東海管内でも営業を行います。現在は湘南ライナーなどを除いて写真のような2階建の同一仕様の車両が使用されています。料金体系は大変わかりやすく、50キロ以下が780円、51キロ以上が980円です。土休日は200円引きとなります。今後は中央線快速電車への導入が決定しており、好調ぶりをうかがわせます。
なお、中央線快速電車に導入予定のグリーン車は通勤仕様となり、現在ある仕様のものとは異なる予定です。また2020年に横須賀線、総武快速線に導入される新型車両E235系ではグリーン車のフルモデルチェンジが行われ、電源コンセントの新設やFree Wi-Fiの設置が予定されています。
今回は平屋席を選択しました。
台車の上にある部分なので騒音は他の席と比べるとありますが、グリーン車では平屋席のみに荷物棚があります。大きな荷物があるときにはここが便利です。またデッキとの仕切扉も平屋席にしかありません。今回は小金井始発の湘南新宿ラインで空いていましたので、もしかしたらと思い、来て見たら平屋席は貸切状態で使えました。仕切扉があるので撮影しても大きな迷惑にはなりません。
こちらが座席。
2回建構造の階上席ではモケットが寒色になっていてまた雰囲気が違いますが、モケット以外は同じです。
あくまでも「普通列車」グリーン車なので特急の普通車レベルの座席が搭載されています。
リクライニングはこんな感じ。
想像以上にグッと倒れるのでどうせなら壁が後ろにある席に陣取って最大限まで下げたいですね笑
値段が値段なので客層はそこまで良いとは言えず、後ろに人がいるのに思い切り下げると文句を言われるかもしれません。一声かけてからにすると良いと思いますね。
机はパソコンも余裕で操作できるサイズ。シートバックテーブルです。インアームテーブルはなく、やはり特急の普通車レベルですね。
2階建構造なのは景色が楽しめて良いのですが、やはり天井が低く、圧迫感があるのは事実で、そういう意味では平屋席はなかなか良い区画です。平屋席は2階建部分と違い、1区画の収容人数が少ないので通勤時間帯だとここから埋まる傾向にあります。
カーテンはフリーストップ式。劣化している様子もなく、遮光性にも優れています。
普通列車グリーン車ではSuicaグリーン券というサービスを展開しています。2階建構造のグリーン車では基本的にSuicaグリーン券を使うと車内改札が省略されるシステムになっていて、グリーン券情報を駅にある券売機でSuicaに記録して、そのグリーン券情報が記録されたSuicaをグリーン車の各席上部にあるSuicaタッチリーダーにタッチすると赤色に光っていたランプが緑色に点灯して「この席の人はグリーン券を持っています。」ということを車内改札を行う、アテンダントに知らせることができるのです。このSuicaシステムを使わずに磁気グリーン券でも乗れますが、その場合にはグリーンアテンダントによる車内改札があります。
こちらがデッキ。
デッキと言いつつ、2階建構造の部分には仕切扉がないので携帯電話での通話などはできません。
ドア上部には防犯カメラが設置されています。これは先ほども言ったようにグリーン車の客層があまり良くありませんので、夜間や早朝などは特にグリーンアテンダントに対する暴行事件が発生することがあります。そのため、JR東日本はグリーン車への防犯カメラの設置と深夜早朝のグリーンアテンダントに対して警備員を配置して警戒に当たっています。まあ警備員に関しては相当な成果を上げているようで過去に何度も警備員に駅につまみ出されたり、トラブル仲介をしてもらっているお客さんを見ています。値段を上げるというのも難しいのでしょうし、なかなか微妙なラインです。
グリーン車は定員を増やすために2階建構造になっています。この構造では車両内の空間を徹底的に活用して無駄な空間を作らないようにしています。そのためにゴミ箱を設けるスペースも少なく、大変小さくなっています。上野東京ラインや湘南新宿ラインによって1編成の走行距離は大変長くなっているので、ゴミ箱がよくいっぱいになっています。
溢れていたら持ち帰るなどの配慮も忘れずに。
こちらは4号車と5号車のつなぎ目。
つまり、グリーン車のつなぎ目です。
ここにグリーンアテンダントの業務用室とトイレがあります。
トイレに行くときにアテンダントさんと目が合ってお辞儀をしながら通るということもよくあります笑
トイレは普通車よりは綺麗ですが、まあ特段どうということもなく普通のトイレです。
男女共用トイレですので、自分がトイレを使用していてドアの前で女性の方が待たれているとなんだか間違えたような気分になりますが、そういうものなんです笑
最近ではE5系などで車両内で男女のトイレを分けるということをしていますが、スペースが足りないグリーン車でそれはないですね笑
普通列車グリーン車、導入路線ではほとんど全列車に連結されており、10分おき位にグリーン車が来ます。簡単に利用できる快適空間。ぜひ、使って見ませんか?
次回の「関東めぐり群馬編」は!
湘南新宿ラインをご紹介!
お楽しみに。
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