2019年7月8日
祝!復興の架け橋へ。常磐線特急いわき〜仙台間、運行再開!【関東めぐり茨城編】
今回から「関東めぐり茨城・静岡・栃木編」をお伝えします。ちょっとタイトルが長すぎるので便宜上、ブログタイトルとして使用するときには1県ずつを記載します。
常磐線特急の運転再開関連は6枚目の写真付近にあります。
今回の旅は東京からスタートです。
乗車するのは上野東京ライン常磐線直通勝田行きです。
今頃気づいたんですが、上野東京ラインの電車なのに表示が常磐線になっていますね笑
E531系です。
めちゃくちゃ車内は空いていてボックス席が使えました。
上野東京ラインを超えます。
散々紹介していますね笑
日暮里では奥に京成線が見えます。
常磐線では成田空港に向かう列車としては京成線がよく案内され、日暮里にもJR側でさえ京成線成田空港方面とあります。
日暮里は京浜東北線の快速は通過しますが、京成線のスカイライナーは停車、常磐線の特別快速も停車します。
この矛盾感は京浜東北線が普段あまりに遅いからでしょうね。
奥には東京メトロ千代田戦の16000系。
常磐線各駅停車は東京メトロ千代田線、小田急線と直通運転を行っており、常磐線内で東京メトロの車両や小田急の車両が見られるなど面白いところです。
首都圏では相当の長距離を走る我孫子始発伊勢原行きなんかも運転されています。
向かい側には常磐線快速電車のE231系。
同じ線路を走りますが、向かい側は品川〜取手駅間の限定運用で今乗っているE531系は水戸方面にも行く中距離列車です。
常磐線は今では品川〜仙台駅間のことを指します。しかし、現在、東日本大震災による津波と原発事故の影響で富岡〜浪江駅間で運転を見合わせています。この9年に渡って運転を見合わせていた区間が来年の春のダイヤ改正で運転を再開する予定になっています。これによって9年ぶりに常磐線は全線開通することになっています。東日本大震災以前は常磐線では上野発仙台行きの特急スーパーひたち号が設定されていました。しかし、地震の影響を受け、スーパーひたちから変わったひたち号は現在品川〜いわき駅間で運転を行っています。この常磐線特急のいわき以北への運転再開に向けていわき〜仙台駅間の周辺自治体はJR東日本に対して強く働きかけて来ました。
実は東日本大震災直前にJR東日本は常磐線特急の再編計画を示し、当時のスーパーひたち号、フレッシュひたち号を現在のようなひたち号、ときわ号にする際にスーパーひたち号が行っていた上野発仙台行きの特急の運転を取りやめて、フレッシュひたち号で使用していたE653系によっていわき発仙台行きの特急にする予定だったのです。JR東日本はいわき〜仙台駅間の特急愛称を2011年に募集。おそらく大震災時点では愛称名は決定していたはずです。そんな最中の東日本大震災でしたので、周辺自治体からするとひたち号の運転が品川〜いわき駅間で固定され、いわき〜仙台駅間で使う予定だったE653系は新潟県のいなほ号、しらゆき号に転出、もう二度といわき〜仙台駅間の特急は運転されないだろうと思ったはずです。
しかし!JR東日本は7月5日に常磐線特急を東京都区内〜仙台間で運転すると発表したのです!
縮小傾向にある長距離特急をあえて復活させるところからもJR東日本なりの復興への協力が伺えます。ひたち号が仙台まで運転するようになれば、JR東日本の特急では1番長い距離を走る列車になります。
土浦に到着。
次回の「関東めぐり茨城・静岡・栃木編」は!
茨城県の地図を見たら一目でわかる!
霞ヶ浦をご紹介します。
お楽しみに!
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