2019年11月22日
9時間でも楽しい!グラン昼特急で大阪から東京へバス移動してみた!【関西勉強合宿】

大阪駅まで新快速で来ました。

大阪では東海道線の列車を少し見ました。
左側の快速は221系。右の回送は225系です。
221系はJR西日本として初めて製造された車両で近鉄などの構造も取り込みながら製造された車両です。新快速や大和路快速として投入されました。新快速としてはその後の223系や225系が130キロ対応であったために現在では運転されていません。221系の後継車となり、2010年から製造されているのが225系です。

そしてやって来たのは大阪駅JR高速バスターミナル。
夜に来ることが多いわけですが、今回は昼行便に乗ります。
大阪からだと四国方面は明石海峡大橋を利用できる高速バスが鉄道と比較しても圧倒的優位に立っていて様々な方面に向かってバスが運転されます。
今回は東京駅まで昼行便で帰ってみようと思います。
大阪駅JRバスターミナルから東京駅までは西日本JRバスとジェイアールバス関東の共同運行便がメインとして運行しています。

今回乗車するのはグラン昼特急16号です。
JRバス運行の昼行便には3種類あります。
グレード順になっていて最上級がグラン昼特急号、上級が東海道昼特急号、廉価版が青春昼特急号です。
グラン昼特急は夜行便でも使用されるグランドリーム車を利用し、新型クレイドルシートという最新座席搭載の3列独立シートです。東海道昼特急号は通常のクレイドルシートの3列独立シート。青春昼特急号は4列シートです。
今回はグラン昼特急号に乗りますが、詳しい座席の紹介などは次回記事に回します。

昼行便では東京駅行きでもバスタ新宿を経由しない便があります。
この便は到着時間が夜行バスとの乗り継ぎに便利な時間となるためにバスタ新宿も経由するものと思われ、また乗継利用の方も何人かいたようでした。

大阪駅を発車。
東京よりも道路自体には余裕がある感じがします。東京の場合、バスタ新宿でも、東京駅でも常時高速バス渋滞が発生していますからそういう意味で大阪駅JRバスターミナルはうまくできているのかもしれません。
また、大阪駅の特徴として会社によりターミナルがかなり分散しています。
JRバスグループが利用する大阪駅JR高速バスターミナル。こちらは大阪駅直結でJR線利用の場合には大変便利ですし、大阪に慣れていない方でもわかりやすい位置にあります。
阪急グループが利用するのは阪急大阪梅田ターミナル。こちらは阪急梅田駅直結で便利な方に入ります。
南海バスと海部観光が利用するのは大阪駅前。普通のバス停のような形で場所的にはわかりやすいですが、迷うとかなり大変です。
阪神バスが利用するのはハービスOSAKAバスターミナル。立地は良いとは言えません。
VIPライナーが利用するのは大阪VIPラウンジ。大阪駅からは徒歩10分です。
ウィラーエクスプレスが利用するのはWILLARバスターミナル梅田。こちらも立地的には不便な部類に入ります。
他にも近鉄バスは東梅田、そのほかのバス会社が利用するプラザモータープールがあります。

どこだかわかりませんが、隣を走るのは大阪メトロ。まだ乗ったことがありません。実物を見たのもこれが初めてとなりました。
この後、大阪モノレールの千里のあたりが見えたので、ニュータウンとして建設されたエリアのようです。

車内では勉強。
JRバスグループはかなり運転が上手い印象で快適に利用できるので、好んで利用させていただいています。

高速道路に入りました。
今回は新名神→伊勢湾岸道→東名と進むようでした。
この橋は近江大鳥橋という土木学会田中賞を受賞したもののようです。

この便は大阪シティエアターミナル、大阪駅JR高速バスターミナル、京都深草の3カ所で乗車扱いを行います。
大阪シティエアターミナルについては便によってまちまちですが、ほかの2カ所は昼行便は多くの便が経由します。
夜行便の場合、京都では京都駅前を経由することが多いのですが、昼行便の場合、そのような暇はなく、近鉄・京都市営地下鉄の竹田駅と京阪の藤森駅が最寄りの京都深草に止まります。

最初の休憩は甲南パーキングエリア。
昼行便では休憩でリフレッシュできるのが夜行便と違う良いところです。

今回のグランドリーム車両。
西日本JRバスの所属でした。

隣には名古屋の名鉄バスセンター行き、名鉄バスが。
東名、名神にはたくさんの高速バスが走り、その様子を見ているだけでもかなり時間が経ってしまいます。

まもなく伊勢湾岸道に入ります。
伊勢湾岸道と東名の愛知県内では中京工業地帯として知られるエリアを走ります。

見えてきたのは海!
中部国際空港なども立地する伊勢湾を望む伊勢湾岸道はかなり景色の綺麗なポイントです。

こちらはナガシマスパーランド。
2019年には世界2位のハイブリッドコースターをオープンさせるなど東の富士急、西のナガシマと呼ばれるほどのジェットコースター好きとしては見逃せない場所なんだそうです。

東名に入り、三ケ日で一旦高速をでます。

三ケ日にバス停があるわけではなく、ここにはJRバスの乗務員詰所があり、西日本JRバスとジェイアールバス関東はここでバス運転手の交代を行います。交代乗務により安全性を確保しています。また、この制度により1回の勤務にかかる日数が減ったそうで柔軟なシフト調整ができるようになったそうです。

三ケ日を出るとすぐに浜名湖サービスエリアで休憩です。
これが2回目の休憩。

恋人の聖地に行ったり、浜名湖を眺めたりしましたので、その様子はYouTubeでご覧ください。(YouTube動画へのリンクは当記事一番下に貼っておきます。)

出発予定時刻は出入口付近に掲示されたり、運転手から口頭で確認があったりするので時間までに戻ります。

静岡県に入り、静岡名物のお茶の栽培風景がよく見えます。
東海道新幹線からもよく見えますが、東名からもそれに劣らずよく見えます。

ここで嫌な表示が。
秦野中井→横浜町田120分はえぐい笑笑

東名富士に到着。ここで初めての降車客がでます。この便では東名浜松北、東名静岡、東名富士、東名御殿場、東名厚木、東名大和、東名江田、東名向ケ丘、池尻大橋、バスタ新宿、東京駅が降車バス停として設定されています。
基本的には予約が入っているバス停には必ず停車し、予約以外のバス停で下車する場合にはボタンによる通知を必ずお願いしますとのことでした。

3度目の休憩場所、足柄サービスエリア。
ここが最後の休憩です。

このようなバスの場合、乗車バス停が限られていますので、渋滞を検知した場合、先読みで飛ばすことがあります。今回もそのパターンで少しダイヤより早く運転していました。

渋滞中。
御殿場からはプレミアムアウトレットからのバスなども加わり、渋滞に拍車をかけています。

回復運転などの努力もむなしく、池尻大橋にはかなり遅れて到着。
30分近く遅れていたはずです。

続いて、バスタ新宿。
ここで7割ほどのお客さんが降りてしまい、残り3割の客を乗せて東京駅に向かいます。

次は終点の東京駅です。

終点に到着。
所定でもここまで約9時間。
長旅ですが、昼行バスはやはり面白いというのが感想です。
東京駅の所定到着時刻は21:55。
大阪駅は13:10発でしたから大阪を午前中観光して、さらに大阪で昼食まで取ってから午後はゆっくりバスで東京へ。途中のサービスエリアではお土産なんかを買って…!
東京駅到着も終電までかなり余裕があり、安心してバス旅を楽しめます。

帰りは在来線で帰宅。
昼行高速バス。かなり多くの場所で走っていますので、ぜひ一度いかがですか?

次回の「関西勉強合宿」は!
グランドリームの車内をご紹介!
お楽しみに。

グラン昼特急のYouTubeでの乗車記もぜひご覧ください!
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