2020年1月12日
車窓が一流!乗って損しない上越線乗車記 【日帰り新潟ツアー】
新前橋に着きました。
ここで上越線に乗り換えます。
上越線はかつては113系が大活躍していましたが、引退後は211系が入っています。
かつては新潟方面へ信越本線よりも速く、短絡したルートで結べるとして多くの列車が通過しましたが、上越新幹線開業後はその役割を受け渡しています。日本海側にカシオペアやTRAIN SUITE 四季島行くときにも上越線を経由します。
新前橋を出ると、すぐに両毛線と分かれます。
目の前の高い建物は群馬県庁。
群馬県庁の展望台からは前橋や高崎の街並み、さらに新潟方面にそびえる山々を望むことができます。
上越線は少しずつ標高を上げていきます。
奥に見える山々の流れに沿って走る吾妻線と渋川で分かれると上越線は山々を貫くことになります。
吾妻線は群馬の温泉地へのアクセス路線として知られており、毎日上野から直通の特急草津号が運転されています。
険しい山はトンネルにより貫きます。
上越線よりも前に開業し、新潟方面へのアクセスを担った信越本線は山越えこそあるものの、これらの山々を超えるのが難しかったために遠回りルートとなっており、また東北本線→磐越西線のアクセスルートも遠回りであったため、多額の建設費をかけて上越線は1931年に完成しています。
先ほどの山を貫いた裏はこんな感じ。
上越線の楽しみの一つはトンネルで山を貫いた途端に雪景色に変わるところです。
残念ながら今回は今冬の少雪の影響もあり、雪がほとんど見られませんでした。
2月に乗るとかなり感動します。
2月には十日町雪まつりに合わせた大宮発十日町行きの臨時列車、特急「ほくほく十日町雪まつり号」が上越線経由で運転されますので、E653系の快適な車内から楽しむのも良いかもしれません。
東京電力の佐久発電所の取水ダム。
なかなか綺麗。
水上で乗り換え。
水上からは長岡行きです。
新潟支社に変わりましたが、新潟支社のほとんどの普通列車はこのE129系で運転されます。
2014年に運転を開始し、E233系をベースに開発された最新型車両です。
乗り心地もかなり良く、長距離になりがちの普通列車移動も多少は楽になっていそうです。
下り列車は湯檜曾から新清水トンネルに入ります。
これは谷川岳を貫くトンネルで1967年に1931年に完成した清水トンネルの輸送力不足に対応するため、開通しました。
温泉噴出など、難工事になりましたが、新清水トンネルによって上越線は谷川岳越えでも複線化を達成しました。
新清水トンネルの中にある土合駅は地上までの階段が486段あり、モグラ駅として知られています。土合駅に訪れるための臨時列車が設定されることもあります。土合駅はまた、谷川岳観光の駅としても知られます。
トンネルを出ると、雪景色!
と言いたいところですが、ガーラ湯沢が縮小営業になるほどに雪が少なく、雪がないのに融雪設備が動く不思議な光景が見られました。
越後湯沢を出ると魚沼と呼ばれる米の名産地を抜けます。
両側に田んぼが広がり、秋などは綺麗でしょう。
途中の小出で只見線に接続。
只見線はここから会津若松までを結ぶローカル線ですが、現在自然災害による被害のため、一部区間で運転見合わせ、バス代行となっています。
宮内駅で信越本線に合流します。
信越本線は並行する北陸新幹線が延伸されるたびに第三セクター化されているため、信越本線と呼ばれるのは高崎〜横川駅間、篠ノ井〜長野駅間、直江津〜新潟駅間のみです。
横川〜軽井沢駅間はバス代替の上、廃線。
軽井沢〜篠ノ井駅間はしなの鉄道線。
長野〜妙高高原駅間はしなの鉄道北しなの線。
妙高高原〜直江津駅間はえちごトキめき鉄道線。
終点の長岡に到着。
次回の「日帰り新潟ツアー」は!
地場産業の街!
燕三条を見学します。
お楽しみに。
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