2020年3月31日
カッコよくなった踊り子号!リニューアル踊り子E257系に乗ってみた!
品川に来ました。
今回はここから今年、2020年のダイヤ改正で誕生したものでとても気になっていたものに乗ります。
品川から乗りますのは、特急踊り子15号伊豆急下田行きです。
まず単純に号数の数え方が変わったことに違和感を覚えつつ、列車を待ちます。
これまではスーパービュー踊り子号は1号から数え始め、踊り子号は101号から数え始めることになっていましたが、このダイヤ改正からスーパービュー踊り子に代わるサフィール踊り子号も踊り子号も合わせて1号から数え始めるように変わりました。同様の変更は中央線特急のあずさ号、かいじ号でも行われています。
来ました。
今回乗るのはいつもの185系ではなく、このダイヤ改正から新たに導入されたE257系2000番台を使用した踊り子号です。
これまで中央線特急のあずさ号、かいじ号として使用されてきましたが、E353系の新製投入で余剰となったE257系を東海道線向けに転用することになったのです。
また、来年のダイヤ改正からは房総特急の減便で余剰となっているE257系500番台を改造の上、東海道線に転用し、修善寺行きとして使用することになっており、来年からはおそらく全ての踊り子号がE257系で運行されることになります。
外観についてはかなり大きく変化しており、中央線時代を多少感じさせつつ、中央線時代の優しい雰囲気からかなりクールな雰囲気に変わっているという印象です。
また、踊り子号としてもこれまで185系のオレンジ、緑などの印象が強かったので、ここまで強い青は新しいものが出てきたという印象を与えてくれます。このデザインは格好良くてとても好きです。
中央線の中古とは言えども、これまでの185系は国鉄時代の車両ですから昔から踊り子号を見てきた身からするとなんて現代的な車両なんだと目を疑います。これが踊り子号だというのだから余計です。
品川駅を発車。
なんだか特別に仕立てられた臨時列車に乗っているような気分です。
こちらが座席です。
青のグラデーションとなっており、このようなデザインはJR東日本では初めてではないかと思います。これも自分はかなり好きです。
わかりにくいですが、モケットを張り替えただけで座席自体は中央線時代のものをそのまま使っています。
JR東日本になってからの特急車両を全くの他線区にデザインを変えて投入する例は651系スーパーひたち号の草津号への転用やE653系フレッシュひたち号のいなほ号、しらゆき号への転用が挙げられますが、基本的に座席自体の取り替えは行なっていないようです。
リクライニングも特に変わりません。
この座席はE353系などにつけられている最新型のモデルよりも一つ古いモデルで座面スライド機構が付いているのが特徴です。
窓側席のみコンセントが新設されました。
おそらく現在の湘南ライナーに当たるような通勤向け列車にも使われるでしょうから嬉しい設備ですね。
机も中央線時代のままです。
ただ、こういうひび割れをボンドで固めたようなところが各所にあり、これは取り替えた方が良かったのではないかと感じました。
座席はモケット以外特にいじらないという方針はE653系のいなほやしらゆきへの改造と同じです。
カーテンは変わったのかどうかはわかりませんが、フリーストップ式のものです。
今回の改造の目玉はこの座席上方ランプの新設です。
JR東日本ではこの座席上方ランプを一般特急の全車指定席化のために使用しています。このランプの色により座席指定を受けずに座席未指定券で乗車した客や特急券を持たずに乗車した客が着席できる席かを確認するために使用します。
踊り子号のような観光向けの運行形態ではこの方法は特に必要ないと思いますので、おそらく湘南ライナーに代わる通勤特急の着席サービスに使用するものと思われます。
今回の改造で新たに荷物棚が新設されました。
特に外国人観光客の利用を見越したものと思われますが、これは大きな荷物があるような時には便利です。
デッキは特に変化はなく、ドアの色もそのままです。
自動放送も導入され、現代的な雰囲気を感じるE257系2000番台。
静粛性も高く、乗り心地もとても良いです。
私は悪くないと思いますが、みなさんはどうでしょうか?
おすすめ記事
2020年10月15日
YouTubeに動画を公開! 今回は山口県の観光地、秋芳洞をご紹介! 異世界を感じられて、貴重な体験も! ぜひ、ご覧ください。 今回は「西日本1周の旅」です。
2019年11月17日
2019年7月20日