2019年3月27日 2019年3月28日
ダイヤ改正で廃止!青梅ライナーに乗車!【惜別列車の旅2019】
東京です。
今回は中央線快速電車の廃止列車に乗車します。
ご存知の方は多いと思いますが、中央線は2019年のダイヤ改正で大きく変わりました。
まずは特急列車が全車指定席化され、自由席が廃止になりました。(こちらについてはまた別の旅行にてご紹介します。)また、車両が新型のE353系に統一、スーパーあずさの愛称が廃止され、あずさ、かいじに統一されました。
また富士山方面の快速列車が廃止になり、特急富士回遊がデビューしました。
今回ご紹介するのは通勤ライナーとして朝夕に運転されて来た「中央ライナー」「青梅ライナー」のうち、青梅ライナーです。
こちらも中央ライナーは特急はちおうじに、青梅ライナーは特急おうめに変更の上、廃止されます。
ライナー券は基本的にはホーム上の時間ライナー券売機で購入します。
他にもえきねっとライナー券予約サービスで購入できましたが、こちらも3月16日のこれらの列車の廃止を持ってサービス終了となりました。
このライナー券売機でライナー券を購入していると、係員から特急はちおうじ、特急おうめに関するティッシュをもらいました。
東京駅のホーム上にあるライナー券売り場、自由席特急券売り場も役割を終えることになります。
今回は青梅ライナーに乗りますが、中央線快速電車は種別数が異様に多いことでも知られます。
まず最速達種別として特急(スーパー)あずさ(千葉・東京・新宿〜松本・南小谷)、特急かいじ(東京・新宿〜甲府・竜王)、特急富士回遊(新宿〜河口湖)があります。
速達種別として基本の中央特快(東京〜高尾)、青梅特快(東京〜青梅)が、通勤特化型として通勤特快(大月〜東京・上りのみ)、通勤快速(東京〜河口湖・青梅)があります。
普通種別として快速(東京〜青梅・大月・河口湖・箱根ヶ崎・武蔵五日市)、普通(立川〜長野)、各駅停車(東京〜高尾・早朝深夜のみ)があります。
これだけで10種別。
さらに臨時種別としてホリデー快速があり、もう処理しきれません。
青梅ライナー1号青梅行きです。
青梅ライナー、中央ライナーはE351系とE257系による運行でしたが、E351系の引退後はE257系のみで運転されて来ました。
特急はちおうじ、特急おうめになると完全にE353系に統一されます。
青梅ライナーは全車指定席。
E257系で全車指定席となっている定期列車はこの列車のみでした。
E257系の面白いところは全車指定席、一部指定席、全車自由席のいずれをも3月15日までは担当していたというところです。
全車指定席はこの中央ライナーと青梅ライナー。
一部指定席は特急あずさ・かいじ。
全車自由席は長野〜松本間の快速でした。
あずさ乗車記↓
E257系快速乗車記↓
E257系が一部の臨時列車を除いて中央線から引退すると東京駅発車後の特急の前面展望は楽しめなくなります。E353系は運転台が高い位置にあるからです。
これは神田駅を通過しています。
青梅ライナーの停車駅は東京を出ると新宿、立川、拝島、河辺、青梅です。
乗車専用駅が東京、新宿で降車専用駅が立川、拝島、河辺、青梅です。
青梅ライナーはどんどん駅を飛ばしていきますが、通勤時間帯ということもあり、スピードはそんなに出しません。
あくまでも通勤着席需要を拾っているのであって速達需要は拾っていないということです。
先行列車が詰まっているのでかなりの低速運転に。
前の列車が混雑で遅れが出ていたようです。
E257系には前面展望専用のような場所があります。
今回は車掌さんにデッキにいても平気ですか?と確認したところ、全然平気ですよ。と回答を頂いたのでずっとここで前を見ていました。
青梅ライナーの歴史は比較的古く、1991年におはようライナー青梅、ホームライナー青梅としてデビューしました。この時は幕張車両センターの183系が使用されていました。
開設当時は土休日の運転もありましたが、翌年に平日のみに変更されました。
2001年に全車指定席化の上、名称を青梅ライナーに変更。189系も運用に入ります。
2002年に青梅ライナーをE257系に統一、この年にえきねっとライナー券予約の前身となる制度が始まり、JR東日本では初の取り組みとなりました。
これが2019年、今年のダイヤ改正によってライナー制度を完全に廃止。特急に切り替えとなりました。
これはJR東日本全体に広がる流れの一つで高崎線のホームライナー鴻巣は特急スワローあかぎに、おはようライナー逗子、ホームライナー逗子は特急成田エクスプレスのえきねっとトクだ値に、今年もホームライナー千葉が快速電車に置き換えられました。
これでJR東日本で残るライナーは東海道線の湘南ライナーとおはようライナー新宿、ホームライナー小田原のみとなり、こちらも来年には始まると見られるE257系の東海道線への転用により、特急化されるのではと言われています。
E257系が青梅駅に到着。
青梅ライナーが廃止されるとE257系が青梅線内に入る運用はおそらくほぼ消滅するものとみられます。
導入当初から青梅ライナーによる青梅線乗り入れを継続して来たE257系。お疲れ様でした。
この組み合わせももうみられないものとなってしまいました。
また、特急おうめへの変更に伴って、青梅ライナーと比較して本数が減少(朝一本、夜一本のみ)することになっています。青梅線利用者にとっても喜ばしいダイヤ改正になったかというとそうとも言えなさそうです。
青梅駅。
大きな駅舎が特徴的ですね。
すでに特急おうめの準備がなされています。
時代の変わり目だなと感じました。
これで今回の「惜別列車の旅2019」は終了!
ダイヤ改正前の列車を楽しませていただきました!
次回は雪国周遊旅を更新予定です。
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