東北本線で白河の関越え!黒磯〜新白河駅間でE531系が使われる理由とは!【夏の東日本紀行2019】

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黒磯です。

ここからは東北本線となり、宇都宮線という愛称が消えます。
ただ、乗るのはE531系。
東北本線でも、宇都宮線でもなくて、常磐線の車両かい笑笑って感じですよね。
実は何年か前までは黒磯駅の構内で交直流を切り替えていたので、黒磯駅の構内は直流車両も交流車両も入線できたのですが、手作業で交直流を切り替えるため、誤って交流車に直流電源を流すヒューマンエラーが多発。
そのため、黒磯駅構内は完全直流化され、交直流切替のデッドセクションは黒磯〜高久駅間に移動しました。
しかし、それによってデッドセクションを通過可能な交直流対応車両が必要となったのです。その時にJR東日本が保有する交直流車は勝田車両センターのE657系、651系、E501系、E531系、尾久車両センター所属のE655系、新潟車両センター所属のE653系と一部で残る485系のみです。
まず、E657系、651系、E653系は特急車両のため、アウト。E655系はお召し列車向けの1編成しかない車両なのでアウト。E501系は交直流切替システムの不具合が多発。
結局のところ、E531系しかなかったのです。このためにJR東日本はE531系を新製し、勝田車両センターに追加配置しています。
ここはかつて白河の関と呼ばれた山越え区間。
海沿いを走る常磐線からはなかなか想像しにくい景色です。
山の天気は変わりやすい。
雨が降ったと思えばすぐに止んでしまいます。
新白河で東北本線 福島行きに乗換。
前まではこのE721系が黒磯まで来ていて仙台への直通列車などもありました。
郡山に到着。
水郡線、磐越東線、磐越西線との乗換駅。
福島県内では福島駅よりも主要な駅かもしれません。
列車は福島に到着。
向かい側には奥羽本線の米沢行きが止まっていました。
福島から米沢まで行く普通列車は平日は1日に6本、土休日は1日で5本しかありません。
それに対して山形新幹線は1時間に1〜2本ほどあり、その差は歴然としています。
福島駅前のイトーヨーカドーで夕食。
ポッポの醤油ラーメン。
美味しくいただきました。
東京オリンピックでは福島県も会場になっているそうです。
復興五輪、ぜひとも成功させてもらいたいところです。

今回ご紹介した東北本線の一部区間やその沿線では先日の台風19号により、甚大な被害が発生し、現在も元の生活に戻れない状態です。下のURLより日本赤十字社の義援金ページにアクセスできます。ひとりでも多くの方のご協力をお願いします。

http://www.jrc.or.jp/contribution/191015_005909.html

次回の「夏の東日本紀行2019」は!
山形に行くには奥羽本線と仙山線どっちが便利?
お楽しみに。
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