総武本線特急しおさい号に乗車!高速バスとの競合に強い理由はこれだ!【西東京千葉】

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総武本線で成東まできました。

乗車するのは特急しおさい10号 東京行きです。
特急しおさいは平日の4号を除き、255系で運転され、E257系はほとんど使用されません。
255系も登場当初は国鉄型特急と比較した際にリゾート感溢れる車両であったためにビューわかしお号やビューさざなみ号のように特別な名前をつけて運転されました。しかし、房総観光の需要自体が落ち着きはじめた上、東京湾アクアラインの開通により、鉄道需要は低迷します。そうなると9両固定グリーン車付きの255系は基本的に邪魔な存在となり、朝と日中、区間による需要差が激しいさざなみ号、わかしお号では需要が低いときは5両、高いときは10両で運転でき、全車普通車で柔軟性も高い、E257系が使用されるようになりました。
かといって255系を廃車にするわけにもいかず、アクアラインの影響が少ないために一定の需要が見込めるしおさい号で活躍しているということです。
特急しおさい号は総武本線特急として東京〜銚子駅間を総武線経由で運転しています。
この辺りでは成田エクスプレス号やかつてのあやめ号が高速バスとの競合に晒され、苦戦を強いられたり、廃止になったりしています。
しおさい号はというと高速バスでは京成バスの犬吠号、千葉交通バスの利根ライナー号と競合しています。高速バスは銚子〜東京までの所要時間が約2時間20分。運賃は2600円。しおさい号は所要時間が約2時間。運賃+自由席特急券は3670円です。
これだけ見ると苦戦を強いられているようにも見えますが、しおさい号の強みは銚子以外にも高速バスがない成東や八街からの需要、さらにちょっと速く、快適に移動したいという千葉からの需要もあり、一定の需要があるのです。そういう意味ではバスとの棲み分けがうまくできている例でもあります。
総武本線は佐倉〜銚子駅間が単線です。
佐倉〜銚子駅間では成田線が成田周りの遠回りルートで結んでいます。しかし、総武本線の支線であるはずの成田線は成田空港アクセスのため、成田まで複線。逆転現象です笑
銚子までの所要時間は総武本線の方が勝っています。
特急しおさい号の停車駅は銚子を出ると、飯岡、旭、八日市場、横芝、成東、八街、佐倉、千葉、錦糸町、東京です。
あずさ号が停車する船橋は通過のため、注意が必要です。
しおさい号のグリーン車は4号車、指定席は2〜5号車、自由席は1号車と6〜9号車です。
しおさい4号は指定席が7号車、自由席は1〜6号車と8〜10号車です。
かなりの田舎を走っているように見えますが、しおさい号が止まる各駅の周りはベッドタウンとして栄えており、通勤需要はかなりあります。
佐倉の手前で成田線と合流。
隣は成田線特急成田エクスプレス号。
A特急の全車指定席、グリーン車2両、12両編成、最新型E259系。
なんか負けた感が…笑笑
佐倉からもさらに乗車があり、自由席は通路側も埋まりはじめます。
都会的な景色になってくるとまもなく千葉です。
千葉では下車がありました。ただ、降りた分の半分くらいがまた乗車してきたので、混雑は相変わらずです。
総武快速線に入るとかなりぶっ飛ばします。
鹿島線特急あやめ号の廃止後は総武快速線から出る特急は成田エクスプレス号としおさい号のみとなっています。
奥に東京スカイツリーが見えます。
まもなく錦糸町です。
錦糸町は都内最初の駅で新宿方面にはここで総武線各駅停車に乗り換えるのが便利とあってかなりの下車。半分くらいが降りました。
そして列車は東京トンネルへ。
まもなく終点の東京です。
ただ、東京駅の折り返し電車が遅延した影響で新日本橋駅のホームで停車。
なんか不思議な光景ですね。
終点の東京に到着。
まだ、京葉線周りの特急の東京〜蘇我駅間は乗ったことがないので、ぜひとも今度乗ってみたいと感じました。
次回の「西東京千葉」は!
255系の車内をご紹介!
座席が特殊すぎる!?
お楽しみに。
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