アンパンマン列車の特急南風、グリーン車乗車記 どんな座席?快適なの?【四国バースデーツアー】

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大歩危からは特急南風に乗ります。

やってきたのは2000系です。
気動車ですが、国鉄やJR各社で用いられているキハ〇〇系のような形式称号が省略され、JR四国ではこれ以後、形式略号は省略された私鉄型の方式を採用しています。
また気動車振子車両は世界初、制御付き振子装置を採用した日本初の車両でもあります。
特急南風で使用される2000系ですが、南風号は土佐くろしお鉄道に直通する列車があるため、土佐くろしお鉄道も4両を所有しています。
新たに導入されている2700系への置き換えが進んでいます。
今回やってきたのはアンパンマン列車として運転される列車です。
JR四国では特急しおかぜ、特急南風と岡山〜琴平方面で臨時運行の瀬戸大橋アンパンマントロッコ、特急剣山の一部に連結されるゆうゆうアンパンマンカーでアンパンマン列車というものを運転しています。
特急しおかぜや特急南風では定期列車に充当列車が決まっており、JR四国ホームページで公開されています。
今回は南風のグリーン車に乗車します。
2000系は1990年にデビューした比較的古い特急ですが、グリーン車はかなり良いものです。
2+1の座席配置でフットレストを完備し、リクライニングもかなり倒れます。
座席のフィット感もかなりよく、2700系に全然見劣りしません。
一部にはコンセントも付いています。
南風は全国的に絶景車窓ポイントとして知られる吉野川の大歩危、小歩危を望みながら進みます。
車内では大歩危峡が見えるといった旨の案内放送がなされます。
この区間は車窓が素晴らしい代わりに全国的にも特殊と言える急勾配、急カーブが連続します。
南風号は振子性能を生かしながら高速で進みます。
揺れは確かに大きいですが、一生懸命走っているという感じがするようなとても楽しい区間です。
台風などが来るとすぐに運休になるので、注意が必要な区間でもあります。
阿波池田に到着。
徳島線との乗換駅です。
また、ここで吉野川と分かれます。
阿波池田からも山間区間ですが、大歩危周辺とはまた変わります。
カーブや勾配が多いながら、人の営みが感じられる車窓になります。
これはこれで綺麗です。
眼下に街を望みます。
次々に移り変わる景色に乗っている自分がついていけないと感じるほどに飽きない景色なのです。
善通寺に到着。
ここで山間区間は終わります。
駅名の由来の善通寺はかの有名な空海が生まれたところです。
アンパンマン列車ですが、半室グリーン車の逆側の半室普通車のところは指定席となっており、ここの指定席はアンパンマンテーマの車内で子供たちが多く乗られていました。
グリーン車からトイレに行くなどするときに通るわけですが、車内のデザインの賑やかさに驚かされます。それだけグリーン車のデザインが落ち着いているということでもあります。
土讃線の終点多度津につきます。
南風号はここからさらに予讃線、本四備讃線を通って岡山まで行きます。
ちなみに高松発着の土讃線特急はしまんと号として運転され、岡山発着の時間帯には高松から快速サンポート南風リレー号が運転され、高松からも簡単に高知方面ににアクセスできます。
高知方面に向かう時にはグリーン車の一番前の席は前面展望席となり、デッキ越しではありますが、前面展望が楽しめるようになっています。
目的地の宇多津に到着。
ここでしおかぜ号に乗りますが、基本的に松山方面への乗換駅は多度津です。
宇多津で乗り換えた理由は多度津で乗り換えても宇多津で乗り換えても時間が変わらないのと、できる限り長く乗りたいと考えたためです。
次回の「四国バースデーツアー」は!
四国を代表する特急しおかぜ号に乗車!
JR東日本、JR東海の雰囲気も感じられる!?
お楽しみに。
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