2019年11月7日
ホリデー快速ビューやまなし 自由席に乗車!自由席は混むの?【夏の東日本紀行2019】
中央特快に乗って新宿まで来ました。
中央線快速電車では追加料金なしで乗れる優等列車としては中央特快、青梅特快がその代表であり、看板になっています。
今回乗るのはこちら。
この車両からしても普通の列車ではないことがお分かり頂けると思います。
この車両は215系。
この列車は全車ダブルデッカーで東海道線の快速アクティーに使用するために平成4年から製造されました。
快速アクティーのほか、需要が高まっていた東海道線の通勤ライナーである湘南ライナーと当時の湘南新宿ライナーとしても使用されました。しかし、快速アクティーとしては2ドアという特殊構造から列車遅延の原因となり、平成13年に撤退。快速アクティーと同時に中央線のホリデー快速ビューやまなしとしても運行を開始します。
山梨方面へは特急とともに人気を集め、一時期は千葉発着で運転されたり、松本まで行ったこともあります。
現在は新宿〜小淵沢駅間のホリデー快速ビューやまなし号、湘南ライナー、おはようライナー新宿で使用されています。
今回はそのうち、ホリデー快速ビューやまなし号をご紹介します。
過去にグリーン車を紹介したことがありますが、今回は普通車でご紹介します。
こちらが普通車の車内。
普通列車運用を主に想定されていることからボックスシートが並びます。
グリーン車指定席は4・5号車、普通車指定席は6・7号車、普通車自由席は1〜3、8〜10号車です。
指定席はJRの駅のみどりの窓口などや指定席券売機、主な旅行会社で1ヶ月前から発売されます。
グリーン車の乗車記はこちら↓
新宿を発車。
臨時列車として運行されますが、冬季を除く、土休日は1往復運転されます。
冬季は車両が耐雪対応でないことから車両故障の恐れを考慮して運行されません。
新宿の発車は9:02発です。
ホリデー快速ビューやまなし号の停車駅は新宿を出ると、三鷹、立川、八王子、高尾、相模湖、大月、勝沼ぶどう郷、塩山、山梨市、石和温泉、甲府、韮崎、小淵沢です。
停車駅を見ていただければわかりますが、特急かいじの停車駅に土休日に需要が多い駅を追加したような形で特別快速系が停車する中野や国分寺は通過します。
今回は階下席に乗車。
中野を通過中。
迫力が違います。
中央線快速電車には普通列車グリーン車の導入計画がありますが、ホリデー快速ビューやまなし号ならダブルデッカー車を先に体験できてグリーン車が連結されればこんな感じなんだなと思うものです。
車内では食事もできます。
めちゃくちゃ混むということもなく、平和な感じで運行しています。
三鷹では前を走っていた快速と待ち合わせ。
臨時列車とは言えどもダイヤは空けてあり、順調な走行を見せます。
E233系と比べれば明らかに景色を楽しめる列車。これが追加料金なしと考えれば相当お得です。
自由席なら乗車券のみで乗れます。
八王子に到着。
横浜線、八高線との乗換駅であり、ここでお客さんも入れ替わります。
高尾をでて、相模湖に到着。
神奈川県の駅です。
駅名の通り、相模湖が観光地として知られ、家族連れなどで賑わいます。
相模湖を出ると景色はかなり良いものに。
八王子付近や立川のあたりで見られたような住宅地とはまた違い、景色の変化も楽しめます。
日本の鉄道という感じがします。
新幹線とかもそうですけど、こういう景色も日本の鉄道の特徴であり、魅力でもあります。
大月に到着。
富士急行線との乗換駅である意味で富士山観光の入り口でもあります。最近ではJR東日本と富士急行との直通特急である富士回遊が運転を開始し、山梨は今、とても観光が盛り上がっています。
この日は観光キャンペーンである「富士の国 やまなし 風林火山 500年の時を超えて」の宣伝が行われていました。
JR東日本八王子支社も「週末は山梨にいます。」と題した観光戦略を打っており、東京から近い観光地として売り出しています。
この後、新宿まで戻りました。
次回の「夏の東日本紀行2019」は!
湘南新宿ライン快速に乗車!
なぜ停車駅ほとんどないのに快速なの?
お楽しみに。
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